【書評】苦しかったときの話をしようか
有名なマーケターである森岡毅さんの「苦しかったときの話をしようか」を読んでみました。森岡さんの著作は何冊か読んでいますが、本書に関しては「父が娘に伝えたいこと」という観点で書かれています。
こんな人にオススメ
ここがオススメ
ザックリまとめ
キャリア戦略
その人の目的達成のために、その人が持っている特徴を認識して、その特徴が強みに変わる文脈を探す、その勝ち筋を考えること
キャリア戦略においてコントロールできる変数は3つ
己の特徴の理解
それを磨く努力
環境の選択
年収を決める法則は3つある
職能の価値
業界の構造
成功度合いによる違い
会社の将来性を見極めるコツ
持続可能な需要の有無
持続可能な構造の有無
人生の目的を立てる
人生で達成したい夢を人生の目的とし、その目的を達成するためにキャリアがどうあるべきかを考える
目的を見つけるには、どんな状態であれば自分はハッピーかという未来の理想状態から考えると良い
自分のブランド・エクイティ・ピラミッドを作ってみよう
自分のブランドを設計する4つのポイント
Valuable:価値は十分強いか?
Believable:信じられるか?
Distinctive:際立っているか?
Congruent:自分の本質と一致しているか?
キャリアとは、自分をマーケティングする旅である
普通の人と同じようなことをしていたら、普通にしかなれない
所感
いま勤めている会社において、自分をどうマーケティングし、上司や同僚に売り込んでいくかを考える良い機会になりました。
自分の強みに焦点を当て、その領域であれば会社の誰にも負けないと思える程に磨きをかけ、最終的には他社に移っても同様に強みを発揮できるレベルまでに自分を引き上げたいと思います。
本書で書かれている経験談は凡人が経験できるようなものではありませんが笑、その森岡さんのご経験から凡人が学べることは多いはずです。
個人的には、「人と違うことをやり続ける」ことが大事だと思っており、その過程で自分の強みも醸成できたらと考えています。
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