第5回 うつ、ASDの夫に対する妻の本音


 こんにちは。社会復帰を目指す
ASD、うつの2児パパです。

 今日は、私がうつになって、ASDと診断された後の妻の反応についてお話しします。

 第一回のnoteで、詳しい病歴について紹介していますが、私が抑うつ状態になったのは2022年ころです。

 2014年から8年間勤めていた仕事を適応障害で、2022年に辞めていますが、その頃から睡眠障害があったり対人恐怖症があったりしました。

 その他にも常にイライラしている状態が続いていて、妻や子供にも少なからず負の影響はあったと思います。

 家でずっと寝込んでた時期もありましたし、起きていても子供と遊ぶ元気もなく、顔はじっと地べたを見つめたまま。

 今では、子供と遊んだり、外出ができるまでには回復して来ました。まだ働くのは恐怖と不安があってできませんが、前と比べるととても状態は良くなっていました。

 妻は「適応障害と診断された時は、仕事を恐怖や不安で何度もやめることになるなんて思いもしなかった」

 「結婚する前から、うつの影響が夫または子供たちに出るのではと想像してた。夫のお母さんは双極性障害で、結婚して子供ができた後、夫が鬱になったので、うわー、遺伝したと思った。子供たちに何らかの形で遺伝していないか心配。。」とも言っています。

 母の双極性障害についても、いつか書きたいと思います。

 仕事をまだしていた時、睡眠時間を削って、残業をたくさんしたり、食事をきちんととっていなかった夫の状態をみて妻は「昼休みはちゃんと休んで、ご飯を食べて。体を壊すから、バランスよくご飯を食べないといけないよ。そんなに仕事頑張っても、何の意味もないよ。朝早く家を出て仕事をしてたけど、全然子供と遊んでくれない。仕事中心や。お父さんになった自覚が薄かったのでは?
 仕事は変えれるけど、体は変えられない。こんだけ忠告していたんだから体壊しても、あなたの面倒は見ないと考えてた。こんなことになって、イライラすることもある」と言っていました。

 適応障害と診断された時には、「夫はメンタルが強い方ではなかったけど、うつとか精神疾患とは思ってなかった。疲れてるだけやと思ってたら、適応障害と言われ、深田恭子さんと同じやとおもった。数ヶ月でまた復帰できると軽く考えていた。」

 抑うつの他に、ASDもあると診断された時には、「すぐ治ると思ってたのに、うつなのか!とおもった。勉強できるし働けていたのに、ASDについては嘘だと思った。そのあと、ASDについて調べてみると、当てはまる特性もいくつかあるし、小さい頃の生い立ちの話を聞いたりして、そうなのかと腑に落ちるところがあった。」
 
 ASDの特性で、コミュニケーション能力が乏しく、社交性もないため、お店の定員さんに対して冷たい態度をとってしまったり。役場の手続きをめんどくさがって、職員さんに対して天邪鬼な返答をしてしまう時があります。デリカシーのないことも発言したり。それに対しては、「今まで人間性の問題と思っていた。何回も注意したのに治らなかった。ASDが原因であっても、受け入れられない部分もある。ASDやからしょうがないじゃなくて、特性を理解して、少しずつ変わろうとしてくれているのは嬉しい。変わっていってほしい」

 今もたまに、不安が強かったりするとしんどくて無口になり、無気力で無関心の状態に。そして体から負のオーラが出ている時もあるらしく、それに対しては「誰もおらん1人の部屋でしてほしい。そういう時は実家に帰って欲しい」と言っています。

 私もしんどい時は実家に避難するようにしています。

 子供への影響については、「子供の情緒にもよくないから、不安な時は不安だと、子供の前で言わないでほしい。遊びに行く時も、しんどいなら家で休んでたらいいけど、言葉でしんどいって言わないでほしい。ネガティブなワードを口にしてほしくない」。

 無職の状態で、家の家事をしながら、これから就労継続支援B型に行こうと思っていることについては、「少しずつ、頑張ってほしい。そこで、自信をつけて欲しい。」。

 体調管理と自己理解を深めるために、毎日朝散歩したり、日記をつけたり、瞑想を続けていることに関しては「最初は日記をつけるように勧めたがつけてくれてなかった。今は、自分のしんどくなる傾向を知るために頑張っている。前に比べたら、体調は良くなって来ている」。

 子供が2人いて、妻もいまは育児に奮闘して、全くの無収入の状況に関しては、「不安です。歳をとったときに、今の辛い状況が笑い話になればいいな」と、コメント。

 うつのことやASDのことで、妻からよく注意や指摘、助言をもらいます。感謝しつつも、やはり時にはイライラしたり鬱陶しく感じてしまう時もあり、喧嘩になることもあります。それに関しては「私の言ったとおりに、素直に聞いていれば、鬱にもならなかった。」。
 
 将来のことについては、「特に考えてない。楽しく過ごせればいい。子供たちにお金で不自由なく暮らしてほしい。それくらいしか考えてない」。

 夫のうつやASDによって体調不良などあったかと質問すると、「何度も仕事を辞めた時、しんどくなった。やっといい条件の仕事を見つけられたが、1週間で辞めてしまった時なんかは落ち込んだ。希望が見えて、生活も安泰になるかと思ったのに。」。

 皆さんのご家庭は、どんな感じでしょうか。

 うつ病や発達障害であることは、それは受け入れるしかありません。でもそれが原因で、家庭の雰囲気が悪くなったり、家族の関係に亀裂が入ったりしたら嫌ですよね。

 支え合って、お互いに過ごしやすい環境を整えていくことが大切だなと思います。

 私の場合だと、これだけ妻や子供たちに迷惑かけているのだから、今の自分にできること、例えば体調が良ければトイレやお風呂掃除をしたり、料理したり洗い物したり洗濯物したり、をしています。

 それから、感謝の言葉は伝えています。いつも支えてくれてありがとう。〜〜してくれてありがとうと、思えることって大事だと思います。その支えがあって、毎日生きていられるのですから。

 最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 次回も楽しみにしていて下さい。
 ありがとうございました。
 

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