見出し画像

ただでさえ勤務時間の短い時短勤務デザイナーのリモートワーク

こんにちは。アートディレクター狩集です。前回の記事では、異性兄弟でもお揃いに見えるコーデのコツをお話ししました。今回は、このコロナ禍で時短勤務として復帰した私が、今までの働き方ではこの非常事態を乗り越えるのは難しいと感じ、約一年の模索でたどり着いた「半リモートワークスタイル」についてお話しします。

時短社員に適したチームワーク

弊社では、長年やってきた社員全員が一丸となって案件に取り組む体制から一転、チーム制を取り入れました。二人の育児のために時短で勤務している私が属しているチームの長は、同じく二児の母としても仕事としても大先輩であるクリエイティブディレクターです。状況を逐一説明せずとも経験的・感覚的に瞬時に理解してもらえ、メンバーのもう一人、30代の中堅デザイナーと連携することで不測の事態にも比較的対応しやすく、私にとっては理想的ともいえるチーム編成です。同じような立場を経験したチームリーダーとはコミュニケーションがとりやすく、リモート下でも余計な気遣いなく効率的な指示や情報の交換が可能です。

慢性的な作業時間不足をネットワークで補う

私の場合は10時〜16時の時短勤務ですが、やはり作業時間不足は否めません。提案のフィードバックが遅れたり、打ち合わせが長引いたりなどですぐにタイムアップとなってしまうため、Dropboxやストレージを活用して途中段階のデータを共有できるようにしています。特に共有する必要がない場合でも、不測の事態に備えて、就業時間直前までのデータを社員全員がアクセスできるサーバに格納しておくなどの対策をとっています。しかし、データ整理のルールが社内で確立されておらず、作成者の説明なしでは格納場所がわからないといった課題もまだあります。

リモートワーク環境を整える

deskのコピー

PCは会社から貸与されているMacBook Pro(16インチ)を使用しています。内蔵ディスプレイが大きいため、これだけでもある程度デザインワークをおこなうことができますが、オフィスでも自宅でも同じようなパフォーマンスができるように、周辺機器には思い切った初期投資をしました。
1.ディスプレイ

スクリーンショット 2021-04-16 11.56.06

オフィスでは27インチApple製ディスプレイを使用しているので、同じサイズのLG製を自宅用に購入しました。しかし自費のため比較的安価なモデルを選んだことでMacBook Pro内蔵ディスプレイとの色の差が歴然としていることに驚きました。色の選定は内蔵ディスプレイでおこなっています。またLG製ディスプレイのケーブルは、MacBookに接続すると同時に充電もできるので、MacBookの電源タップはオフィス専用にして、持ち歩かずに済むようになりました。
2.ペンタブレット
会社からはWacom CTL 6100WLを支給されています。以前はこれを持ち歩いていましたが、逐一繋ぐのが面倒なので、自費で廉価版ともいえるOne by Wacomを購入しました。作業の比重は自宅のほうが高いので、自宅にはCTL 6100WL、オフィスにはOne by Wacomを置いています。

3.プリンタ&スキャナ
自宅で主に私用として使うので、EPSON EP-880AW(スキャナ内蔵型インクジェットプリンタ)を選びました。仕事で印刷することはほとんどありませんが、スキャナは下書きやスケッチのスキャンなど意外な頻度で使っています。

4.バックアップ用HD
これは自費ではなく会社支給のSanDisk PortableSSD(1TB)を常にMacBookに繋いでいます。手のひらサイズで超軽量。衝撃にも強く、ストレスなく持ち歩けます。

移動のストレスを軽減する

前述の自宅作業環境を整える話から繋がりますが、なるべくオフィスで使っている物と同じ、もしくは近いものを自宅にも導入することで、荷物の軽減や仕事に入る準備の時短になります。また、オフィスや自宅ではなるべく作業に専念し、移動時間にチームとのチャットやメールチェックなどを持ってくることで、時間を最大限に活用しています。iPhoneにGmailやGoogleドキュメントなど、内外のやりとりを移動中にもスムーズにできるアプリを積極的に取り入れることも重要です。
弊社の経費申請には会計アプリ「freee」を導入していますが、コロナ禍ではこれが非常に役に立ちます。通常ならば定期券を購入して毎日通勤しますが、現在は仕事に合わせて出社とリモートを振り分ける新スタイルにシフトしたため、その都度交通費を払います。freeeではPasmoなどのICカードを手持ちのスマホでスキャンできるため、いちいち紙に記録しておかなくても簡単に交通費申請ができます。レシートスキャンに関しても然りです。

画像3

ワーキングマザーの活躍がめざましい現代、私のように時短勤務や新しい生活様式に戸惑う方も多いでしょう。この経験が少しでも皆様の働きやすさに役立つことを願っています。

↓ TWITTERもよろしくお願いします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?