見出し画像

公園とブランディング。

こんにちはグランドデザイン山入端です。
いつのまにか11月も後半へ。すっかり日の入りも早くなり師走らしい雰囲気になってきました。みなさんいかがお過ごしでしょうか?
さて、今回は制作に従事する立場としてふと思った何気ないことをnoteに記したいと思います

いきなりですが、みなさんは最近公園へ行ってますか?
このような状況なのでめっきりと家族で遠出も減ったので周辺の公園をハシゴして楽しむという週末を過ごしています。
季節的に木々が秋の色に変わり、黄色の絨毯が広がり日々公園の景色が変わっていく最高の時期です。

画像1

周辺の公園をハシゴする際は主に自転車を乗っています。私も妻もロードレースをやっていたので割と遠出もしたりして遠征ノリで小旅行気分を味わいながらハシゴしています。
ちなみに最近は、猿江恩賜公園や清澄公園がお気に入りです。
先週は仙台堀川公園をたどって中川をトレースして亀戸中央公園へ行ってきました。太陽が反射してキラキラした水辺にはカモやサギがあちこちに漂いほのぼのした空気。釣り堀ではいつものおじいさんたちが真剣な顔だけどまったりとした雰囲気。
川が開けるとサップやカヤック、屋形船が行き来してそんな景色に出会い充実した気持ちになります。

画像2

画像3

公園とはいえ大枠は同じなのですが植物の配置や種類で醸し出す雰囲気が様々で見比べるだけでも面白いです。
好きな清澄公園は植物のセレクトと配置が絶妙なんんです。なんか凛としてオシャレでしっとりした雰囲気。木場公園はカラッとしてなんかモール的。猿江恩賜公園は植物の配置が工夫されてちょっと歴史を感じますが古き良き感がとても心地よいです。亀戸中央公園は平たい場所に巨木の配置が工夫されて奥行きの見え方が気持ち良い気がします。

長期的なブランディングと公園
公園の雰囲気って成り行きでできた気がしないんです。特に木なんかの造園は長期的な計画が必要だと思います。なんとなく公園の雰囲気が出来た!なんてことはないと思うのです。
きっと、長期的なディレクションが行き届いており、その結果が公園の個性や雰囲気を創っていると思います。

(ブランディングの仕事に携わった経験はあるのですが、、、)まだまだ未熟な上に無知な私が語るのは烏滸がましいですが、ブランディングを語らせていただけるとしたら、ブランディングとはユーザーに心の中に蓄積した像だと考えています。コアの部分の思想や理念を作って、ロゴやサイトなどの側面を創りタッチポイントにしてソリューションを開発し提供して体験をクリエイトしていく。その積み重ねを長期的に続けて、やっとでユーザーの中にイメージや印象といった像が出来上がりそれをブランドと呼ぶのだと個人的には一旦整理して理解しています。

きっと公園にも、場所的な特性で(例えば植える植物が土の性質で決まるとか、水辺だから湖とか?)ある程度の考え方や道筋は見てきて、自然へどう手を入れ演出するか?クリエイティブする。日々のメンテナンスが人々への体験の質を向上させて雰囲気が醸造されると思います。それが利用者の中で像ができていく。公園に携わるひとりひとりの仕事がブランディング活動として働いていると思うのです。

なので、公園で働く人を見ると違う業界の同業の方といった感じに思えます。手入れをしているあの庭師のような職人は10年前に「ココにこの植物を植えたら良い流れが作れる」といったアイディアを企画して実行したクリエイティブディレクターかもしれない。そう思うと、より一層公園への興味が掻き立てられるののです。

画像4

自分の仕事を振り返ると、ロゴの制作やブランドムービーやサイト制作は経験はしたけれどブランドディングの中では局所的な関わりにしか過ぎません。わたしの思う公園のブランディングように長期的にしっかりとコアのところから携わり未来へつなげるプロジェクトに携われたら幸せだなーなんて公園を眺めながらふと思うのでした。

グランドデザインのtwitterも是非覗いてみてください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?