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【第1回】えっ!この状態から築けるキャリアってあるんですか!?

「資格ナシ。学歴ナシ。子育てサポートナシ。」
ナシが3拍子揃ったアラサー1児の母が、キャリアについてあーでもないこーでもないと考えるエッセイです。

「200社書類落ちって、そんなことある?」こんな言葉をリアルに発していたのは4年前。新卒1年目で妊娠し、そのまま退職するというアバンギャルドな職務経歴を持つ私は、産後の職探しにとんでもなく苦労しました。

今はなんとかフルタイムの仕事を見つけ、恵まれた環境で働いていますが、やっぱりどこか「コレジャナイ感」を抱えて日々仕事をしています。じゃあその「コレジャナイ感」の正体ってなんなの?私は結局どうなりたいの?てゆうか、私みたいな履歴書ボロボロのアラサーでも“キャリアビジョン”とか大それたこと考えてイイんですか!?みたいなことを語っていきたいと思います。

ハイスペ女性じゃないけど働きたいんです

私の母(アラ還)はずっと専業主婦でした。当時の働く女性といったら、東大卒!英語ネイティブ!大手商社勤務!みたいな超エリートか、看護師・保育士などの資格を持っている方がほとんど。私の父も「優秀じゃない女性は家庭に入った方がいいじゃない?」というガチ差別発言をなんの疑いもなく言っちゃうような人です。

今では女性が結婚後も働き続けることは当たり前になりましたが、じゃあみんなどんな仕事してるの?って意外と知る機会がない。Xを見ると「ワーママ/2児の母/23区住み/一応管理職/副業で会社経営/TOEIC950点/おうち英語/長期投資で資産形成」みたいないわゆる「優秀な女性」のアカウントがわんさか出てきて、スペックもビジョンも高すぎて全然参考になりません。

私はというとTOEIC700点代前半だし、資格は普通自動車免許しか持ってない上にペーパードライバーで、子育てに明確なビジョンはなく毎日悩みまくり。私の父が言うところの「優秀じゃない女性」の部類に入ると思います。

いやでも、労働って権利じゃん?

仕事で自己実現!キャリアも子育ても輝く私!みたいなキラキラを追い求めているわけじゃないんです。仕事って楽しいことばかりじゃなし、理不尽な扱いを受けても毎回『半沢直樹』みたいに倍返しできるわけじゃない。

それでも社会とのつながりって大切だし、仕事でしか得られない喜びもあります。少しずつでもスキルアップしたり、自分の仕事で誰かに喜んでもらえたり、稼いだお金で好きなものを買ったりするのって、豊かな社会生活に欠かせない要素じゃないですか。

労働は、私が私の人生の主導権を握って生きていくために必要な権利だと思うんです。もちろんダルくて寝てたい時もあるし、仕事も育児も中途半端な自分に嫌気がさすことも多いけど、それもやっぱり働いていたいんです。

熱意が空回りして、もはや発電できそう

労働への意欲は十分でも、特別なスキルも経験もない上に、育児で長時間労働ができないアラサーを雇ってくれる会社はほぼない。これから私のキャリアはどうなっちゃうの〜と悩みまくりな毎日です。

まあ結局、今できることを少しずつでもやっていくしかないんですよね。それがいつかはキャリアと言えるものになるはずと信じて。

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