見出し画像

日本酒の尊さ

米を醸す。日本酒を醸す。どちらの日本語が正しいのか。
そんな事を考えつつ、文章を書いています。

見た目は少しイカつめのおちゃらけたおっさんですが、
日本酒や料理、酒器等を大切に思っています。
日本酒がただただ好きで、繊細なお酒をどうしたら
もっといろんな方に飲んでもらえる様になるのか
ワインもウィスキーもいいけど日本酒もねって気持ちで
日々大切に思っているってことを前置きとして・・・

日本酒は日本語と似ている気がする
英語では嬉しいも幸せもHAPPYって言葉になるけれど
日本語ではちゃんとそれぞれの言葉で文字が作られている
醸造も醸すだったり表現が造られる事が
日本語の難しさであり、日本酒も同じように
お米、水、磨き、麹、擦り、釜、母、搾り、生
どこかの工程で一つでも変われば味も風味も変わる。

日本独自の作品についてはそれぞれを追求し、
昔の技術や歴史を尊重し、地産地消を重んじて
現代の技術に応用するだけでなく、歴史の製法で
作ることも少なくない。

日本語も表情、イントネーション、顔色、トーン
それ以外にも色々あるけれど、それで同じ文字でも
違うものに変わる。
今も新しい言葉ができてるように、昔の言葉も
ちゃんと今を生きている。

日本酒も言葉も日本だからこそ、日本人だからこそ、
海外の方も日本が好きだからこそ、醸せる、話せる
創れるものになりつつある。

日本酒も焼酎もやはり日本でできる大切な宝で
日本語も表現の幅が無限にある、繊細で大切な宝

どちらの宝も素晴らしくて、日本にはまだまだ
日本独自のものがたくさんある。
焼物やグラス、着物もそう。

日本は小さい島国だけれど、この小さな島国に
誇れるものがたくさんあることが、
僕が日本人として生まれてきた誇りでもあるし、
日本酒が大好きで言葉も大好きで、酒器も大切で。

日本の繊細かつ丁寧な作品は
どれも理解されるまで難しいもので、さっと
説明できるものでもない
だからこそ、その難しい作品一つ一つを大切に
していきたいと思う。

元々の言いたいことからは、若干離れてしまったのかも
しれないけれど、日本酒の文化や歴史、一番に日本国の
お酒、日本にしか醸せないお酒をこれからを生きる僕たちは、日本酒がまだまだ苦手って感じる人々にどの様に感じ、味わい、愉しみ、その先にまた飲みたい、思っていた
日本酒と違う。これならもっといろんなものに触れてみたい、味わいたいと感じてもらえるのか

日本酒だけでも素晴らしいが、お料理やその場の雰囲気
環境、接客、酒器や器。誰と愉しみ、誰と話し、どんな会話でどう感じるのか。

あなたは日本人として日本の文化を伝え、重んじて日々を生活するのか。

そして、「若い女性が好むお酒」という文言ではなく
「日本酒を苦手と思っている方にもおいしいと感じてもらえるお酒」という男女性差のない、誰もがおいしいと感じてもらえる日本酒を酒蔵さんや杜氏さんたちが手間隙かけて醸す、愛おしいお酒を伝えていきたい。

日本酒を好きになるきっかけはそれぞれ違っていいし
どんなきっかけでも「今好き」「好きかも」「飲めるかも」・・・ってスタートラインが違って、月に一度、年に一度も日本酒に触れなかった方が一人でも多く、生活の中に日本酒ライフが開いて日本酒0杯層が1に2にと好きになるきっかけの幅が増えるようになれればいいと感じています。

そして、その先に歴史に感じるそれ以外の日本の伝統文化を少しでも多くの人に届き、伝わるように。

この先に日本酒の文化が素敵なあたりまえの文化となるように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?