自分自身を大事にするために…
こんばんは、Gradation.Ink.です!
今日は、”性教育”について扱っていきたいと思います!
性教育っていうと、「性行為について扱う」というイメージを持つ人がまぁ多い…そういうイメージを払拭したいので書いていくことにしました。
あくまでトピックの1つ
さっき書きましたが、
性教育=ポルノ・性行為
なぜかこのイメージを持っている人が多いです…(僕の周りにもいる)
いや、まぁトピックとして性行為は扱うことにはなりますが、それだけを扱うけではありません…
そもそも、性教育は、何のために行われると定義されているんでしょうか?
■ 日本
色々と調べてみると、日本では
「~児童・生徒の人格の完成を目指す「人間教育」の一環として、「生命の尊重」、「人格の尊重」、「人権の尊重」などの根底を貫く人間尊重の精神に基づいて行われます。(東京都教育委員会より)」
ということらしい。(達成されているかは別として…)
そういいつつ、
「~妊娠や出産が可能となるような成熟が始まるという観点から,受精・妊娠を取り扱うものとし,妊娠の経過は取り扱わないものとする。(中学校学習指導要領(平成29年告示))」
とも言われています。
■ 世界
性教育には、UNESCOによって発行された
『国際セクシュアリティ教育ガイダンス』という国際基準のガイドラインがあるんです。
それを見ると、性教育って「遅くても5歳までに始めてください」と書いてあるんです。「遅くても」ですよ?
日本で性教育について話すと出てくる、“具体的な性教育を幼い頃から始めちゃうと、好奇心で性行為をする子供達が増えるんじゃないか”という声に対する答えもガイドラインにはあります。
ちなみに…
ガイドラインに沿った性教育を実施した国を継続的に調査したところ、性教育をした国の中で、初体験の年齢が早まった国は実は1つもなかったんですよ。1カ国だけ“変わらない”という国がありましたけど。それ以外の国は、初体験の年齢が遅れています。
じゃあ、何を教えるのか…
5歳に何を教えるのかといえば、国際セクシュアリティ教育ガイダンスでは、
「精子と卵子の結合で赤ちゃんが生まれる」という生殖の基本や、「家族は多様な形を取りうること」「プライベートゾーンの大切さ」などの項目を学ぶことになっています。
・自分の体を大事にすること
・顔も体も自分のもの、他の人が触るのは拒んでもいいということ
・もし触れられて「嫌だ」と思ったら、とても大きな声で拒否をすること
・もし誰かに触れられたら、信頼できる大人に絶対に言うこと
を教えているようです。
当たり前のことのように感じるかもしれませんが、これらは教えられないとわからないんですよね…
ほかの大人に「お父さんやお母さんに言ってはダメだよ」といわれてしまえば、子どもは案外言わないものです。
でも、もし触れられて「嫌だ」と思ったら、とても大きな声で拒否をすること、もし誰かに触れられたら、信頼できる大人に絶対に言うことと具体的に伝えておくことで、子どもも親に話しやすくなるのです。
だから、小さい時から言い聞かせることが大事で、それが性教育なのです。
最後に
改めて、性教育は、
子ども自身が自分も一人の人間であること。
嫌なことがあれば、声に出していいこと。
自分の体を大切にすること。
ほかの人に「NO」といわれたら、謝罪して、折り合いをつけること。
困ったら、親に相談すること。
どれも当たり前のことですが、このようなことを教えることになっています。
家でも始められる
性に関して、学校でも教えられるように変化していくことは大事なんですが、なによりも小さい時から、”性の知識”=タブー/親に話してはいけないこととならないように、おうちで始めることが大事です。
今はどんなにフィルタリングをしても、子どもたちの目に性の知識は映り込んでしまいます。
それに親が気付いたときに頭ごなしに叱るのではなく、どう感じたのか、そして、ポルノはどういうものなのかしっかり教えなければわかりません。
”自然に”学ぶという価値観は終わりました。
今こそ、改めて、自分自身の権利を思い出すためにも性教育は世代問わず、対話し、学んでいかないといけません。
この文章を読んで、あなたの性教育に対する印象が変わっていれば、うれしいです✨
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