「自分の軸」を探していた20歳のわたしへ
30歳までに何者かにならなければ。
そう思う気持ちが、20歳のころは今より10倍くらい強かった気がする。子どもの頃、夢に描いた大人の入口。キラキラしていて、充実していて、大きな自由を手に入れられる気がしていた。しかし現実には実感もなく、想像よりもとても未熟な人間のままで、日々人を傷つけたり勝手に傷ついたりもしていた。世の中の色々なことにお金がかかることを知り、お金を稼ぐのが簡単ではないことも知り、「何でもできる」のに必要なお金は、20歳じゃ貯められないなーなんて思っていた。