断食明け大祭とNew Normal

イスラム圏は今日断食明け大祭。Ramadanラマダンと呼ばれる断食月が昨日で終わった。

イスラム教徒に初めて出会ったのは中国で、中国国内にもいるし、ウズベキスタンやタジキスタンなどからも、インドネシアやマレーシア、シンガポールからもかなりムスリムが来ていた。その後中東のムスリムや中央アジアのムスリムとも知り合った。

キリスト教同様、イスラム教も国や宗派によってかなり性格やしきたりが違うようだけど、おそらく断食はどこもやっているだろう。

インドネシアでは例年は断食明けの前後10日ほどが休みになり地元に帰ってどんちゃん騒ぎなんだけれど、今年はコロナでいろいろ規制がかかっているしひっそり家族でお祝いしているのだろうか。

Selamat Hari Raya Idul Fitri. Mohon Maaf Lahir Batin.

Maaf-maafanという挨拶も今年はしないように言われているらしい。コロナでいろんな集まりや伝統行事を含めた活動が制限されて、いつもならみんなが楽しみな時期も変わらず家にいる。この断食明けも、中華圏の春節も、日本で言えばゴールデンウィークも、ただの家での長い休みになってしまうのが少し悲しいね。


最近はterserahindonesiaというハッシュタグができているようで、sudahlahと嫌なことを受け流すインドネシアっぽい感じとか、自粛疲れの雰囲気とか、それでも集まってしまう人を残念に思う気持ちとかがよく表されているなと思う。

まだまだ感染者数は右肩上がりだけれど、すでにNew Normal に向けて動き出そうとしているインドネシア。日本でも「新しい生活様式」とか言っていて、何だそれ、と声に出して突っ込んでしまった。英語の方がわかりやすくないですか?

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気が早いんじゃないかと思わなくもないけれど。

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