FF15と高1だった私

初投稿ですが心に残ったゲームであるFF15について語りたいと思います。
FF15は賛否が大きく分かれるタイトルだと思いますが、私のゲームに対する考え方が変化するキッカケとなった大切なタイトルなので、ちょっと長くなるかもしれませんがお付き合いいただけると幸いです。

FF15との出会い

高校1年生の時の私は大人数でワイワイできる系のゲーム(例えばスマブラとか)が好きでした。そのため一人でじっくりやり込むタイプのRPGにはほとんど触れたことは無く、勝手に自分には合わないジャンルと決めつけていました。

でも、ある時不意にRPGが気になりだしました。

当時の私は高校の近くにあったゲオで友達と一緒にゲームを眺めてから帰るのが習慣になっていました。そして、FF15は棚の中でもちょっと目立つところに置いてあったので、私はFF15に何となく惹かれていました。

惹かれてはいたものの苦手なジャンルに手を出す勇気が出ず、購入を先延ばしにしていました。結局3カ月ほど先延ばしにした後、文化祭の帰りに思い切って購入しました。(中古ですが...)

出会いに劇的なドラマがあったわけではありませんが、こんな感じで私はFF15をプレイすることになりました。

はじめてプレイしてみて

プレイして一番初めに感じたのは「グラフィックがきれいすぎる!」ってことでした。当時PS4は持っていましたが、あそこまでキレイで繊細なグラフィックのゲームと出会っていなかったので驚きました。

キャラクターは本物の人間みたいだったし、建物も自然もとても繊細で実写の映像を見ているようでした。本当にキレイだったので、開始早々(New Gameのボタン押すくらいしか操作してない段階で)感動しました。

中でも王都の建物はびっくりしました。東京都庁の建物をモデルにした城がゲーム内で登場するのですがそれが本当に写真みたいで「あれ、これ実写なの?」と何度も思いました。

あとは、序盤で「スタンド・バイ・ミー」が流れてくるんですが、それがゲームの雰囲気とかなりマッチしていて興奮したのを覚えています。

この段階で今まで遊んでゲームとは違う感じがしました。具体的には分からないのですが、グッと心を掴まれた感じです。

...でどのように印象に残ったのか

ストーリーが良かったです。あのFFシリーズなので当然なのかもしれませんが、それまでに出会ったゲームよりもストーリーにのめり込んでいました。結果的に明るい希望のあるストーリーではないのですが、それが当時の僕にはグサッと刺さりました。

星を救うという使命を背負っている主人公なのですが、人間離れした、勇者のように強くたくましい感じではなく、心の中に弱い部分があって旅の中でちょっとずつ成長していく感じに感情移入できたのが大きなポイントだったのかと思います。

FF15は最初から4人で旅が始まるのですが、ゲーム内での仲間とのやり取りもとても印象に残っています。主人公が自信を失ったシーンで仲間が勇気づけたり、主人公を守るために強くなろうとコッソリ修行に行ったり仲間の絆が印象的です。

物語はシリアスで緊迫としているのですが、旅をしている間はのんびりと純粋に旅を楽しんでいるというのも私が惹かれた要因だと思います。物語の序盤で主人公の国は襲撃され決してハッピーな状況ではないのに、一緒にドライブして、訪れた場所で写真を撮ったり、テントを張ってキャンプをしたり、おいしい料理を食べたり、釣りをしたり。

旅をしている場面はとても楽しそうに魅力的に描かれています。

ストーリーのシリアスさと旅の楽しさが絶妙にマッチしているのは一番の推しポイントかもしれません。

何より旅をしていて素敵だと思ったのは、他愛もない会話です。一般的なRPGのイメージは町にいる人に話しかけて初めて会話が始まるような気がします。しかし、FF15は話しかけなくても勝手に話し始めます。しかも内容は冒険に関係のある重要なことではなく、本当になんでもない会話なのです。

「今日は誰を撮影したらいい?」とか「そろそろ休憩したいな~」とか「靴の中に石が入った!」とかそんな感じの会話をずっとしています。しかも、全部ボイス付き!

そんなことを聞くと容量の無駄使いと思うかもしれませんが、私はそうは思いません。この何でもない会話のおかげで、画面の外で一人プレイしているプレイヤーは一緒に旅をしている感じを味わえるのだと思うからです。

会話による没入感は今までプレイしてきたゲームの中で、FF15が一番だと思います。

FF15の内容についてはまだまだ語りきれてない感じもしますが、これ以上書くと読みにくくなってしまいそうですし、自分でも混乱しそうなのでここら辺までにしておきます。

FF15の影響

当時の私はゲームを現実逃避の道具、時間を潰すためのもの程度の感覚で遊んでいました。でも、FF15に出会ってその考えが一変しました。

私はFF15をプレイして、感動しました。ゲームってこんなにも面白いんだと思いました。こんなゲーム作ってみたいと思いました。

ゲームはおもちゃ程度の印象を受けがちですが、じっくりとプレイしてみると登場人物の心情はすごく細かく描かれています。映像がキレイになったからこそ表情も豊かに描かれています。

ゲームを通した学びも沢山あると思うようになりました。映画やドラマのようにテーマ性のあるゲームはとても考えさせられるし、自分でプレイしているというのも相まってより身近に感じられると思います。

そして何より、ゲームは楽しいです。「暇だからゲームをやろう」ではなくて「ゲームがしたい!」と胸を張って言えるくらいに楽しいです。人を楽しませることができるのです。

私はそれらのことに惹かれて、ゲーム業界を目指すことにしました。

現在は大学生で、まだゲーム業界には入っていないし、不安も沢山ありますが、どうしてもFF15のようなゲームを作りたいと思ったのです。ストーリーや売れることも重要ではありますが、何よりも過去の私のようにゲームを何となくダラダラとやっている人に心の底から楽しいと思えるようなゲームを作りたいと、日々勉強に励んでいます。

もちろん、ゲームをダラダラやるのも楽しいので否定は決してしません。でも、心の底から楽しいと思える作品に出会うと見える世界が少し変わると思います。

ちょっと大げさに言うと、私はFF15との出会いで人生が変わりました。運命の出会いでした。

最後に

ここまでダラダラと書いてきたので、言葉遣いも下手くそで酷い文章だったかもしれませんが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。心に残ったゲームの話から最後の方は若干話がズレてしまった気もしますが、それも含めてとても印象的なゲームだったので書かせていただきました。

これからもゲームを純粋に楽しんでいきます!

ありがとうございました。

#心に残ったゲーム

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