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買う本の選び方

推し本屋が営業を再開したので、お金を!使わせて!ください!!!!という気持ちで行ってきた。個人経営の書店で、選書が新刊と古本のどちらもツボなんだよ…。ときめく棚。

写真はそんな収穫。一冊はずっと探してた絶版本で、超ピンポイントなジャンルなので念のため伏せてます。

本を買うといえば、高校生くらいの頃からずっと選ぶときにやっていることがある。それは、平積みされている場合、一番上の本を買うこと。

多少よれたり破れていたりして、傷んでいても買う。多少光で焼けていても買う。汚れがあっても買う。

キレイなものを買いたくて、1番上を避けてレジへ持っていく人が多いらしい。そうしたら、1番上の本は、手に取られてめくられ、傷を負っても売れることなく、返品されたりするのかな…なんて考えたらもうダメだ。

「よーしよし、わたしが連れて帰るからね。お家に行こうね」って気持ちで引き取る。心の中では、抱きかかえて持ち帰る。捨てられた猫や犬を拾うときはこういう気持ちなのかもしれない。

友人に話すと、「1番上の本を買っても、また新たな1番上の本が生まれるじゃん」といったことを言われた。そこも動物を引き取るときと一緒だと思う。全捨て猫・犬などを引き受けることはできないけど、せめて一匹だけでも、自分で世話できるだけでも、という気持ち?たぶん。(わたしは動物がこわいので飼ったこともなく、ただの想像です)

これを読書関係のイベントなどで、複数人に聞いてみたけど、同じことをしている人はいなかった。本好きですらそうだから、それ以外の人たちからももちろん聞いたことはない。

でも最近、「ロマンスは別冊付録」という韓国ドラマを観ていると、わたしと同じことをしている登場人物を見つけて、おー!同志!と嬉しくなった。主要登場人物たちはみんな出版関係者で、同じことをした人物もそう。ラブコメと本好きにオススメしたいドラマです。

背景にちらりと映るある日本人作家の韓国語版を発見しテンション上がったり、このアイディアは日本のあの書店でやっていたやつだとテンション上がったり、この言葉ってあの作家のあれだからこういうことだよね!?とテンション上がったり、とにかくたまらなくウキウキ、いろんな意味でときめく。

今日買うのを踏みとどまった一冊5000円する本は、もう少し考えてからにする。衝動買いしそうだった、危ない危ない。

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