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機能美について

「今年買ったもの」の記事を読んでいて、ふと思い出した。
私は「機能美」が好きだ。
好きだと言いながら、なぜ、”ふと”思い出したのかというと、それがあまりにも私の生活に溶け込んでおり、また、最近機能美を追求したくなるような買い物をあまりしていないからだった。

私が所有している機能美プロダクトは財布とバッグである。

財布はZipped International Wallet, Must de Cartierのブラックで、財布はこれ1つしか持っていない。

バッグは4つあるうちの2つがヘビーユースで、そのうちのひとつはDakota ショルダーバッグ キューブのオーク、こちらはカジュアルな場面で使用している。もうひとつはBottega Venetaショルダーバッグ イントレチャート ナッパ クロスボディのブラウン、こちらはお洒落をして出かける時に使う。
他にKate Spadeの鮮やかなペパーミントグリーンのバックと、Michael Korsのテラコッタ色のものがあるが、もっぱらDakotaとBottegaばかり使っている。

財布とヘビーユースのバッグはもう10年以上使っている。
週に1度しか外出が出来ないので、使用頻度としては低いのかもしれないが、傷まないし、飽きのこない、そして服装を選ばない点で気に入っている。

もうひとつ、私が”これは機能美だ”と思っているものがある。
サノマのフレグランスである。ボトルも香りも、そしてブランドコンセプトさえも、すべてに意味があり且つ無駄なものがなく、それぞれの役割をきちんと果たしている。箱前面には源氏香の図がプリントされ、Bottegaと同様ロゴがない。謎かけのようで実にチャーミングである。

私が思う「機能美」とは、ひとつひとつのパーツが意味を持って、有機的に存在し、かつ上質な空間を提供するものである。
たとえば、機能美を優先するあまり、素材の質を落としたり、デザイン性を疎かにしているものではない。
そして「機能美」は「シンプル」とは違う。無印良品はシンプルさを極めたブランドであり、私はよく利用しているが、あくまで日常製品であって、ラグジュアリーではない。
そう、機能美には何らかの「ラグジュアリー性」がなくてはならない。それはべつにハイブランドでなくてはならないということではなく、手に取って1日幸せに過ごせるかどうかなのである。

私が今所有しているこれらの機能美プロダクト、おそらくこれからも飽きずに使うはずだ。
だって、それらは使うたびに私を幸せにしてくれるから。


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