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「授業中のおしゃべりは禁止」は適切なのか?

私は英語の講師をしています。専門学校や大学で教鞭をとっているのですが、授業に関係ないことでおしゃべりをする学生がいることで悩んでいる先生がいます。やはり、学生はいつも、先生の方を黙って見ていなければならないのでしょうか?

アクティブラーニング採用で少し騒がしい私の授業

私は授業中は、できるだけ「双方向型の授業」や「アクティブラーニング(学生達が主体となって能動的に学習するスタイル)」をしています。

授業は学生達が主体となりお互いに相談をしたり、席を立って隣のグループまで意見を聞きに行くこともOKとしています。

授業内で自由度が高まると、学生達は授業とは関係のない話で盛り上がってしまうことがあります。つまり、おしゃべりや無駄話をしてしまうのです。

他の先生で、このような授業内のおしゃべりをよく思っていない人もいるようです。授業後に「あの子たち、またおしゃべりしてた」とため息を漏らしていたり・・・。私は授業中のおしゃべりは良くない、という意見があまり理解できません。

決められた時間内で課題を仕上げることが不可能であれば、それはその学生の責任です。でも私は、そのことを咎めたりはしません。他の学生の発表内容を聞いて、学生が自分でわかればいいのです。

学校で学んだことを社会人になると忘れてしまう

それに、私の経験上、学校で学習したことって社会人になると覚えてなかったりします。覚えているのは、友だちと遊んだことや、学校の行事や部活、あとは印象的だった数人の先生くらいです。

学校って勉強するところではありますが、これから社会に出ていくための訓練場のようなものだと思っています。

学生時代に波長があう人合わない人を把握し、自分の得手不得手を知り、気が合う友人と楽しい思い出を作ればいいと思っています。

合わない人と無理に仲良くする必要はないし、自分が不得意なことを無理してまで高レベルまで引き上げる必要はないと思います。得意なことを見つけて、それを伸ばしていくことのほうが効率がいいです。

「あの学生は、好きなことしかやろうとしない」という大人

先生や学校関係者は「あの学生は、自分の好きなことしかやらない。」と不満を漏らしたりしますが、当の本人はいかがでしょう?

自分のことは棚に上げて「私は〇〇は苦手ですから。」と言って、業務を選んだりしています。

授業中はもっと気楽におしゃべりして、楽しく取り組んだほうがいいと思うのですが、皆さんはいかがでしょうか?


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