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きらいなひとを目の前から消す方法

▼前回

前回、「脱出する方法はある」で終わっている。
いやな現実世界からの脱出、それはつまり「きらいなひとを目の前から消す」方法である。

きらいなひとが目の前にチラつくと、なんかイラッとするからいなくなってほしい…そんなひとに向けてかく。

「きらいなひとを目の前から消す」方法は、「きらいなひとになりきって一日を過ごす」ことである。

ここで、前回書いた友人Aのきらいな友人Bについて振り返る。

・性にだらしがない(本命がいるのに至るところで食い荒らす)
・性的な関係を、ビジネスで自分を有利な立場になるように使おうとする
・性的な関係の事実を誇示し、マウントしてくる
・友人の動向をすべてチェックし、次に何をするのかを常に窺っている
・ビジネスのアイディアを真似してくる
・友人の持っている縁故関係やその資源(例えば宿泊先)を使う
・性的な関係等で得た人脈をもとに、自分の能力以上の仕事をやろうとする
・人を平気で利用する、大事にしない
・仕事に対しての美学やプライドが感じられない
・総じて、倫理観がない
・エネルギーバンパイアである

目の前に現れる「きらいなひと」について より引用

このようなひとになって、1日を過ごす笑
いやいや、無理。そんなこと、できないよ。
そう思いますか?(わたしは思いました。)
でも、まぁできうる限りでいい。
やってみることが大事だし、「やりたくないことはGo!」というのはスピリチュアルの鉄則である。

やってみて、確認して欲しいことがある。
自分の想像の通りにはならないだろうことを確認してほしい。

ここで、前回の話を振り返ってまとめてみる。
・わたしの友人AはBを嫌っている
・Bは友人Aが「嫌われる」恐れから我慢していることを謳歌している
・けれど、Bは周囲の人間から受け入れられている
・友人Aは、そんなBが羨ましい

この例で説明すると、友人Aは本命の彼にかまわず至るところで色々な男性を食いあらし、その関係をビジネスで自分の立場を有利にするために使ったり、あるいはその関係を誰かに漏らしてマウントを取るなど一日中Bのように行動してみる。
それをしてみても、「嫌われない」であろうことを確認して欲しいのだ。
彼に話すのがハードルが高いというのであれば、そこまでする必要はない。
友人にその体験を話してみるというのでもいいし、誰かにその話をする必要もない。ただ、楽しんでみるだけでもいい。
おそらく、何も変わらない。
あなたは何も損なわれない。
いいことが起こることすらある。

スピリチュアル用語の説明をしておくと、この「何かをすると誰かに嫌われてしまう」という思い込みのことを ” ブロック ” と呼ぶ。
ブロックはひとによって異なる。傷ついた体験によって作られる。
それを壊すための活動を、ブロック解除/外しやバンジーと呼ぶ。
今回で言えば、AがBと同じ行動をして1日を過ごすということになる。

かくして、友人Aはブロック外しを決行するに至った。
けれど、その前にわたしはいくつも彼女に念を押された笑。

わたしをBと一緒にしないで。
わたしがどんどん男性を寝まくっても嫌わないでね。
本当に、わたしが誰かを利用したりしてもだいじょうぶ?
友人Aは不安そうに何度もわたしに確認をした。

…はい。
もちろん、嫌わない。
そう約束した。
そして、今は彼女はあたらしい自分に生まれ変わるためにチャレンジしている。

なぜブロック外しが必要なのか。

ブロックは、かつて傷ついた自分が作ったものだ。
友人Aの場合、自分が浮気をしたときに彼が報復として同じように浮気を繰り返した体験がある。
同じように傷つきたくない、自分を守りたい意識がブロックを作る。

けれど、今そのブロックが自分の望みを邪魔している。

「わたし、モテたかったんだなー」
ふとつぶやいた彼女にほっこりする。
そう、自分の本当の望みとはこういう他愛もない人から見たらくだらない単純な欲望なのだ。
けれど、そういう欲望を自分の中に認めるのが意外と難しい。

自分らしく生きたい。
もう、自分を自分で認められる。(誰かに認めてもらう必要はない。)
誰かにきらわれたとしても、別の誰かを探せばいい。
自分は成長し、小さな鎧を脱ぎ捨てる時期になった。

それが、本当のブロック外しの意味だ。
ブロックの裏には、自分の望み、欲望とその奥にある本来の自分に戻りたい気持ちが隠れている。

書き忘れていたけれど、ブロック外しが成功すると、きらいな人は消えていく。
気にならなくなるということもあるし、仲良くなってしまうこともある。
きらいだった当人が異動したりという物理的な変化が起きることもある。
それは人それぞれだ。
わたしの場合、本当に人間関係は現在良好だ。


そして、実はこの話には、もうひとつ奥がある。

友人AはなぜBから距離を置かなかったのか?
こんな友人なのに、友人だとか、同じ業界だから接点があるからだとか言って、SNSを見続けてしまうのか。
という理由が、別にある。

次回は、それについて書いてみる。



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