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ボルドリッジが非規範的であること

 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークは、米国発の「証明された」経営フレームワークです。ボルドリッジはまた、米国マルコム・ボルドリッジ国家品質賞(MB賞)の「審査基準」であり、それをもとに自己診断(セルフアセスメント)・審査を行い、組織の改善点を見つけ、改善します。

ボルドリッジが⾃分の組織に適しているかどうかはどうすればわかりますか。

 ボルドリッジは、あらゆる組織のニーズに適応できます。ボルドリッジは、組織やその運営をどのように構築すべきかを規定するものではありません。組織のプロフィールでは、組織にとって何が重要かを説明します。

 ボルドリッジは、あなたの組織に最も適していて、改善と持続可能な高い業績の推進に最も効果的な、創造的で適応性にすぐれ革新的で柔軟なアプローチを活用することを推奨します。

 ボルドリッジ・フレームワークによって提供される包括的でシステム的な手法と互換性のある手法には、

  • リーンエンタープライズシステムの実装

  • シックスシグマ手法の適用

  • Plan-Do-Check-Act(PDCA)手法の活用

  • 国際標準化機構(ISO)の標準の活用;例えば、ISO9000または14000シリーズや業界固有の標準

  • 意思決定科学やバランススコアカードの活用

および、その他の改善ツールの採用があります。

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 このようにボルドリッジでは、一つの特定の手法にこだわるというようなことがありません。
 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークを活用するなかで、組織は組織に適した手法を採用することができます。

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 以上は、ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク2023-2024版(冊子)の記述を参考にしています。
 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークの要約版、「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」は、米国NISTのウェブサイトからダウンロードできます。ページ下方の Non-English Versions / Japanese を参照ください。


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