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「気がつけばアートなSDGs」3710ミンナトマミ作品展@むすぶば

11月16日(火)〜 11月30日(火)まで、むすぶばでは3710ミンナトマミさんによる「気がつけばアートなSDGs」を開催しました。

ひとたびお話すれば、誰しもマミさんのファンになってしまう!そんな魅力的なマミさんと、その活動をもっともっと知っていただけた15日間。

むすぶばがマミさんの世界に染まりました。

■3710ミンナトマミ というヒト

3710ミンナトマミさんは市川市内で活動しているアーティストです。
古くなったこけしにペイントを施し、新たな息を吹き込むNEW KOKESHI、リサイクル生地を活用したオリジナルブローチなど、
思わず微笑んでしまうユニークな作品を制作しています。

2020年からは、市内の子どもたちとアートを楽しむスクールの運営も開始。ART GANG PIPPI(アートギャングピッピ)と題したスクールでは、子どもたちをギャングと称しています。
3歳〜小学6年生までのギャングたちが、型にはまらない自由な発想で制作活動を楽しんでいます。

私がマミさんを初めて知ったのはInstagramでした。

マミさんの作品やご家族との日常が綴られたインスタは、暮らしの中にアートが溢れていて、賑やかさが画面越しでも今ここにあるかのように伝わってきます。

お会いしたこともないのに、ドアを開けたら向かいのお家に住んでるのでは、と思うほど親近感を感じて惹き込まれました。

暮らしの中に溢れたアートの数々、
私だったら見逃してしまうような一瞬をとらえ、アートとして表現するマミさんのお姿、スイッチの入ったマミさんはめちゃくちゃかっこいいのです。(日常の姿とは裏腹にめちゃくちゃかっこいいのです。)

■あるものをおもろくかっこよく

マミさんは自身の活動のテーマとして
「あるものをおもろくかっこよく」を掲げています。

身の回りにあるものを使い、新たな価値を生み出す、
さらにクールなものに変身させる。
マミさんのアップサイクルな活動は、意識せずとも自然とそうなっていたのだそうです。

段ボールがあればキャンバスに、自転車のチェーンはブレスレットになります。
もちろん全てがリサイクル品というわけではありませんが、
要らなくなったもの、身近なものに新しい息吹を吹き込むことを楽しんでいるマミさんは、とてもきらきらしているのです。

■PIPPI

前述したアート集団 ART GANG PIPPIでの活動も「アートは日常そのもの」それを自由に楽しむマミさんの姿が見られました。

寄付されたキャンバスに等身大の人型、魚拓ならぬ人拓をとったり、絵を書いていたら手が疲れちゃったギャングたちは、足の指で筆を持ってみたり。

絵画の方法や歴史を学ぶお教室ではありません。

学校の美術や図工の時間では習わないような、自分自身の考えを自由に表現できる場です。

やりたいことをどう実現するかを一緒に考え、つくっていく。
PIPPIの場こそ、真の教育だなと感じました。

今回の展示にはPIPPIの作品も多数展示しました。

■モチベーションの焼き鳥

PIPPIのスクールの目の前はスーパーマーケットで、出張の焼き鳥屋さんが出店しています。

学校帰りにPIPPIで活動したギャングたちの鼻をくすぐる、炭火とタレの甘い香り…。
しかしお母さんたちがお迎えにくるころには、おうちに晩ごはんが準備があるので、急に焼き鳥たべたい!と言っても、その願いはなかなか叶わないのです。
手が届かないと思うと、余計に欲しくなってしまうものなのですよね〜。

そういうわけで、PIPPIでのイベントごとに焼き鳥は大定番!
ハロウィンやクリスマスなど、PIPPIでのパーティには焼き鳥が振る舞われるそうです。

今回の展示でも作品の売り上げが焼き鳥になると知って俄然やる気になったギャングの姿も!

自分の作った作品を誰かのお金と交換する、

お金は焼き鳥と交換できる、

この仕組み考えた人、すごいですね!


■展示を振り返ります。

ご来場いただいた方も、そうでない方も会場の雰囲気を感じてくださったら嬉しいです。

まずは壁一面に展示したマミさんのオリジナルブローチ。

インパクト大!!
実は有名ブランドのお洋服の生地や、カシミヤ素材など、リサイクル生地で作られていて、それぞれ個性があります。

普段のお洋服にもフォーマルにも映える逸品です!

次にNEW KOKESHIです。

こけしと聞くと、民芸品、古い、みたいなイメージがありましたが、
おしゃれで可愛らしく、まったく新しいものに生まれ変わっています。
繊細な柄におすまししたお顔もすてきですね。
一筆一筆にマミさんの愛がこもっています。

NEWKOKESHIの見つめる先にはマミさんのオリジナルキャラクターハローくんのパーカー。ブローチとあわせてもおしゃれです!

マミさんやファミリーがいつもお召しになっているワークパンツもオリジナルプリント!

コートやジャケットなどのアパレル類は大人気で、入荷したそばからすぐ売れていきました。

そしてステップにはPIPPIのギャングたちがダンボールなどで作った名作椅子を並べました。

どれもアイデア豊かで、大人も座ることができます。

これは黄金のトイレ!
開けるとレインボーの宝が!
お値段なんと9000000000000円です!

こちらは世界中の名画が勢揃いしているPIPPI美術館!

世界の有名美術館でも実現し得なかったバラエティに富んだラインナップでございます。
美術館も黄金トイレもとても貴重なので、セキュリティーは厳重に。
防犯ミラーや番犬、番チーターが脇を固めます。

本展のために制作したPIPPI食堂は、ギャングたちの素直な欲求のままに、魅力的な食べ物が並びました。

これをパネルにした作品は、会期中に9割が売り切れました。

味がありますよね!…食べ物だけに!

ギャングたちの手作りブローチは、その瞬間にしか作れない、ふたつとして同じものはない商品。

大人になった私たちには真似できない、それぞれの世界観。宝物を探すような感覚でずっと見ていられます。

マミさんやギャングの活動をご存じない方にもたくさん手に取っていただきました。

■フォロワーのミンナ

展示には、マミさんのファンやSNSのフォロワーの方もたくさんご来場くださいました。

まさに老若男女、マミさんを応援しているヒトビトがとても多いことに驚きました。

いわゆるSNSでの“フォロワー”は、フォローした相手に憧れたり、面白みを感じたりして、最新情報や挙動を確認したいと思う、“ファン”のような感覚だと思います。

けれどマミさんのSNSやリアルで繋がるフォロワーたちは、ファンの垣根をこえて、さらに深く、
サポートしたい、手伝いたい、という人が多いように感じました。

ファンやフォロワーのように横文字で呼ぶとしたらメンバーのような!

なにしろ、3710ミンナトマミという活動名にある「ミンナ」には、「支えてくれる皆」という意味も込められているそうですよ。

今回の展示を通して、多くの人が新しくマミさんのフォロワーになり、ミンナになったと感じています。

もちろん私も、ミンナの一人です!

(スタッフC)



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