新卒3年でベンチャー広告代理店を退職して、独学でアートを初めた理由
はじめまして、ごじあいと申します。
新卒から3年間働いた会社を、転職先も決めずに退職しました。
「海外旅行とか、あと絵描いたりしたくて…」
なんて異例な退職理由で辞めました。
3月末の退職から約5ヶ月経ち、現在は独学でアートを販売しています。
https://www.instagram.com/goziai541/
初めてのNoteということもあり、何を書けば良いのかわからないのですが今回は私が退職したきっかけと、今現在取り組んでいるアートについて、少しまとめてみようかと思います。
退職を検討している人や人生に悩んでいる人のヒントになればなと思います。
経歴
関東の大学を卒業した後、ベンチャー企業の広告代理店の営業として、3年間勤務。
いわゆる、”THE ベンチャー”っぽい会社で、
かわいがってくださる先輩方がたくさんいる温かい社風で、新卒入社の私でもたくさん挑戦させてくれたり、大変ながらも刺激を受けられる環境でした。
1年目の時から有名な企業さんのマーケティングを担当させていただいたり、本当に貴重な経験ができたと思います。
退職のきっかけ「あした死ぬかもよ?」
入社から2年。
幼い頃から負けず嫌いな性格なこともあり、営業として誰にも負けたくなかったので、朝は営業内で一番早く出社し、時には日付を回ってから帰宅するという生活を続けていました。
寝るか仕事をするかだけの平日と、残った業務を土日の時間を割いてこなしていることもありました。
当時、生活を相当おろそかにしていたので(何かに集中するとその他が何もできなくなる性分のため)、積まれたぐちゃぐちゃの洗濯物から適当に服を着て、眉毛だけ描いて、お昼も夜もコンビニのおにぎりとエナジードリンクを片手にデスクでPCを触っていました。
そんな生活の中で、頑張りたい気持ちと体力にギャップが生まれ、ある日の朝起きると、涙が止まらなくなりました。
そのタイミングで読んだ本が、ひすいこたろうさんの、
『あした死ぬかもよ?』でした。
その本には、人生最後の日に笑って死ねる27の質問が描いてあり、
どうやって人生を終えたいか?
ではどうやって生きるか?
のような、生き方や考え方について、
エピソードと実際の思考ワークがまとまっている本でした。
私、はっとしたんです。
日々忙しく働いているから気づかなかったけど、私は自分の人生を脳死で放棄しているんじゃないかって。
当時25歳の私はもう、人生の約1/4も、使ってしまったんだって。
もしかしたら、1/4どころか、1/3かもしれないし、半分かもしれないし。
「あした死ぬかもよ?」って。
仕事ばかりして、やりたいこと全然やってあげられなくて、本当にごめんね、と、自分で自分に謝りたい気持ちになりました。
そこから自分の人生についてしっかり考え出しました。
本当は、いつか落ち着いたら海外旅行にたくさん行きたいとか、いつかは好きなことを仕事にしたいとか。
いつ来るかもわからない、
「いつか」に託すのはもう辞めよう、と。
その後、彼氏の後押しもあり、退職を決意しました。
夫よ、当時はありがとう。
ダッチポーリングとの出会い
有給を全然使っていなかったので、退職日までに約2ヶ月ほどの有給期間がありました。
「あぁ~今日からニートだ!!!」
と、清々しい気持ちで朝起きたのを覚えています。
お金はあまりありませんが、時間だけはありました。
その当時、アートバーがSNSで話題になっていました。
ワークショップが都内にもあって、ドリンクを飲みながら気軽にポーリングアートができるというものです。
小さい頃から絵を描くのが好きだったので行きたかったのですが参加費がかなりするので、自分で世界堂に材料を買いに行って、自宅でなんちゃってポーリングアートをしたのが今の活動の始まりです。
また記事にしますが、
この後に、ポーリングアートの中でもダッチポーリングと呼ばれる、ドライヤー等の風の力で描く手法に一目惚れして、今に至ります。
退職してから本格的に、ブランド名を考えたり、
公式SNSを作って投稿を地道にしてみたり、BASEでネットショップを作成したり。
ブランドの立ち上げなんてもちろんしたこと無いので、
全部とにかく1から調べて少しずつ作っていきました。
絵の描き方に関しても、試しては失敗したり上手くいかなかったり。
数十枚近く家に失敗作が積まれています(笑)
まだフォロワーも少ないですが、
本格的に動き出してすぐ、1本の投稿がバズり140万再生され、そこからありがたいことにオーダーをいただけるようになりました。
「忘れられない景色があって、これなんですけど、この夕焼けをイメージして描いてくれませんか?」
「今度、転職をするんです。自分を鼓舞する用に、節目として絵をオーダーしたくて」
「両親に初任給で絵をプレゼントしたいんです」
オーダーのきっかけをご連絡くださる方がかなりいて、
たかが1枚の絵といえど、
いろんな思いや決意が込められていて。
前職からは半分以上収入も減りましたが、
それでも、オーダー主さんや応援コメントをくださる方々の、温かいお言葉をいただくたびに、
「あぁ~私、生きてる」
って感じがするんです。
ただ絵を売るんじゃなくて、
きっかけとか、癒やしとか、自信とか、そういう感情的なものをお渡ししたくて。
日々試行錯誤していますが、
この道を選んで良かったなと思っています。
今後はNoteで、ダッチポーリングについてだったり、
日々のつぶやきみたいなものを定期的に投稿していきたいと考えています。
何を書こうか迷った結果、思ったよりも長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。