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出会いたいのは、旅先の友だちなのかもしれない

先日、アドベンチャーツアーの商談会に参加しました。海外のお客さんを対象にツアーをやっている方も多くいて、参考になることがたくさんありました。

印象に残ったのは、お客さんが求めているのはその地域に詳しい友だち的なひとなんだな、ということでした。


理想は、友だちに案内してもらう旅

たしかに、友人に案内してもらう旅には、ハズレがないですね。特にめぼしい名所旧跡がなくても、おいしいものや、生活、文化、環境など、ガイドブックには載っていない、その地域のいちばんを案内してもらえるからです。

そう考えると、旅先に知り合いがいなければ、そんな体験をさせてくれるガイドと時間を過ごしたいというのも、共感できます。

いちばん重要なのは、人柄。そして地域への愛があること。
加えて、プロの案内人なら、見ただけではわからないようなことがらを、背景を解説付きで学べたりできると、さらにうれしい。
予め、お客さんが何を楽しいと感じるのかをリサーチして、たくさんある中から選び取って案内できる判断力。だから引き出しもたくさんあるといい。

地元の民家の縁側で緑茶を飲むとか、庭で採れた大根で作った漬け物を食べたりとか、その地に住んでいないと体験できない場所や知人がいるのも、大切な要素かな。

そんなガイドが理想なんだろうな。

例えば、一緒に飲み歩く。

こんなツアーもあります。
札幌周辺でツアーを開催している会社では、すすき野で飲み歩くツアーをやっています。北海道はビールもウイスキーもワインもあります。好きな飲み物とツマミをリクエストすると、いいかんじのお店をチョイスして一緒に回ってくれるみたいです。

めちゃくちゃ楽しそうですよね! 一度楽しかったら、何度もリピートしちゃいそうです!

特別な「普通」

インバウンドガイドをやってる方によると、日本人にとっては普通なことなのに、海外からは特別に感じられることがたくさんあるそうです。日本で生まれ育ったものにとっては、びっくりするくらいにあたりまえすぎて、なかなか気づけないのですが。

例えば、小学生の集団登校。日本に滞在した旅行者が、いちばん印象に残る光景だったりするそうです。どこも日本のように治安がいいわけではないので、子供たちだけで学校へ向かうことそのものがピースフルに感じられるそうです。
音楽に合わせて揃って身体を動かすラジオ体操も、滑稽に感じるらしいです。

日本の独特な文化。風習も、その地に生まれ育つとわかりにくいですね。
旅行者の国と比較して、「ある」と「ない」の違いがあるほど、興味深いのでしょう。

地域には、あたりまえにやってることがたくさん眠っていそうです。探し出したいですね!


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