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「分からないことが分からない」事象

皆さま、こんにちは!エンジニア専門コーチのごとぅーです。

皆さん、作業などのお願いごとをしたときに、お願いした方から一向に音沙汰がなくなってしまった経験ありませんか?
ただ遅れていることも多いと思いますが、稀にお願いした方がフリーズしてしまっている、ということがあります。フリーズした結果、報告も相談もできず、音沙汰もないのです。

今回はこのフリーズという事象を考えてみようと思います。

フリーズしたときにその方に起きていること

例えば、目が覚めたら、
 周りが海の無人島で1人で手ぶらな状態で放り出された
状況を想像してみてください(まぁないですけどね)。
おそらく唐突すぎて、何をすればよいのか分からない、と途方に暮れるのではないでしょうか?

そう、この「何をすればよいのか分からず、途方に暮れる」状態が「フリーズしている」状態なのだ、と私は思います。
いわゆる「分からないことが分からない」事象ですね。
何から手を付けられるのか/何から手を付けていいのか分からない、という状態とも言えますね。

「分からないことが分からない」事象の存在を知る

この記事で一番伝えたいこと、それはどんな状況においても
 誰でも「分からないことが分からない」事象に遭遇する
ということです。そして、これは私見になりますが、
 ・作業依頼者と作業者の関係が浅い状況
   (着任直後といった、一緒に仕事するのが初めてのケースなど)
 ・作業依頼者が「丸投げ」という依頼の仕方を好む場合

という条件がそろった場合に起きやすい、と考えています。
そしてもう1つ、この事象が起こる原因と予想するのが、

 依頼者にとって当たり前に思っているけれども、
 作業者にとって全く当たり前ではないこと(情報の非対称性)
 に起因するコミュニケーションギャップ

です。事実、過去に自分の身に起きたときはこれが原因でした。
依頼者にとっては知っていること・取れる選択肢も、作業者が知らなければそもそも視野に入らない、ということがポイントです。

誰でも起こりうるこの事象の存在を知っていることが、スムーズなコミュニケーションのヒントになれば幸いです。

「分からないことが分からない」事象への対応方法

最後に、私が考える対応方法も書いておきます。
大きく分けて予防と対処の2つの観点があります。
・予防
  →必要以上に「便りがないことが良い便り」であることを念入りに確認
     するようにしています。
   「作業依頼者と作業者の関係が浅い状況」という条件が
     そろっていれば、なおさらですね。
・対処
  →予防しても、「分からないことが分からない」事象は起こります
   事象が露見したときは、この事象を一緒に理解することが第一です。   そして、依頼する立場から作業者にとって
    「分かっていること」と「分かっていないこと」を1個1個分ける
   
アプローチをしていきます。
     「何が分からないのか」が分かれば、次のアクションはだいたいすぐ     取れることが多いので、ここまでで大丈夫です。
この2つを実行することにより、依頼者と作業者の方の間で多くの会話ができます。結果、次の時にはもう少しスムーズに会話できるはずです。

最初が肝心だからこそ。

一緒に仕事するとき、最初が一番肝心だと思います。
そこをクリアできれば、そのあとは最初の時よりはコミュニケーションも取りやすくなっていくので、「分からないことが分からない」事象は起きにくくなっていくと思います。
最初はお互いのことが分からないからこそ、丁寧なコミュニケーションをすることで、いい連携ができるようにしていきたいですね!!

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