【確定申告】12月からPayPay等で所得税が支払えます。ポイントが付く方法も！

2022年12月からスマホアプリ納付が開始

　2022年12月から全ての税金について、スマホアプリから支払が可能になります。国税庁HPにスマホアプリの使用方法・対応する決済事業者等が記載されている。当記事の末尾をご参照ください。
　現在でも「国税クレジットカードお支払サイト」からクレジットカード払いは可能だが、スマホアプリ支払でより便利になり、場合によってはポイントも付与される。
　支払方法の詳細は12月1日から国税庁のHPで明らかになるようだが、現状公開されていることは下記の通りである。

① e-Taxで申告した税金が対象
②1度の納付上限額は30万円
③領収書は発行されない
④手数料は無料
⑤対応する決済事業者はPayPay・LINEPay・auPAY・d払い・メルペイ・AmazonPayの6社

　また、対象となる税金は国税とされているため、所得税・法人税・消費税・贈与税などとなる見込みだ。

　現状でも自動車税・住民税・個人事業税等の自治体から届くバーコード付きの納付書はPayPay・LINEPayなどで支払が可能だが、確定申告に伴う所得税の納付もスマホから支払ができることになる。

　スマホアプリから所得税の納付を行った場合、PayPay・LINEPay・auPAY等でポイントが付与されるか明らかでないが、現状における自動車税納付時のポイント付与状況は下記の通りであり、恐らく所得税のスマホアプリ納付も同じ扱いになるのではないだろうか。詳細は各決済事業者のHP等の確認が必要だ。

【自動車税納付時のポイント付与】
①PayPay：ポイント付与なし
②LINEPay：ポイント付与なし
③auPAY：ポイント付与あり
④d払い：ポイント付与なし
⑤メルペイ：非対応
⑥AmazonPay：ポイント付与なし

　現状では自動車税納付時に、ポイントが付与されるのはauPAYのみとなっている。auPAYのポイント付与率は0.5%であるため、30万円納付されると1,500円分のポイントが付与される。

　また、LINEPAY・auPAY・AmazonPayはクレジットカードからのチャージ時にポイントが0.5%付与されるため、税金支払に際し、実質ポイントが付与される形だ。特にauPAYの場合、チャージと支払で1%のポイントが付与されるため、30万円の税金を納付すると3,000円分のポイントが付与される。

　これまで所得税の納付は、税務署に納付書を取りに行き、手書きで納付額・住所・氏名などを記載し、銀行窓口まで支払に行く方も多かったと思う。スマホアプリ納付をすればかなりの時間が節約できる。また、「国税クレジットカードお支払サイト」で数百円～数千円の手数料を支払って納付したいた方もスマホアプリ納付であれば、手数料が無料に加え、場合によってはポイントも付与される。
　積極的にスマホアプリ決済を利用していきましょう。

下記は国税庁HP スマホアプリ納付のページ

G-2-5　スマホアプリ納付の手続｜国税庁