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【覚書・感想】文学フリマ広島6

去年に引き続き今年も出店することに決めた広島会場でした。
去年は旅行を兼ねた日程にしたけれど、今年は日帰りで行ってみました。
いつもみたいに覚書を書いておきます。

申し込んだはいいけれど、新幹線代を稼げるかどうかも未知数という中、今回は旅行を兼ねるわけではないので宿泊はなしの弾丸移動。京都ならギリギリ日帰りできます。
前日は久しぶりに外で飲んできたので(5杯くらいかな…)、睡眠時間4時間半くらいでがんばってしまいました。寝過ごしても間に合うよう1本早い時間で動くために5時起きで、なんとか起きられたので、早めに到着した広島でゆっくりモーニングも食べられる。

外に出たら雨が降っていて迷ったけれど、天気予報を見ると広島についた頃はやんで傘を忘れるリスクのほうが高かったので、ダウンのパーカーを被ってバス停まで走りました。自分はいいけど防水ではないトランクには申し訳なかった。

だいぶ乾いたけど、いくばくか責めるような目つきだ

雨降る2月の早朝の湿っぽいバス、するはずのないダウニーの、廃盤になったベビーパウダーの香りがした気がしてかき乱される。睡眠不足もあって冴えない。新幹線に乗る前におにぎりを頬張りながら、このおにぎりを早朝から棚に出すために店の人たちは何時に起きたのだろう、と物珍しげに眺めて過ごすなど。車中ではnoteを更新したり文フリの告知をしたりしたあと、フードを前後ろ逆に被って眠った。停車とともに飛び起きて降りたらまだ福山で、慌てて車内に戻ったりもした。危なかった。

1年前に来ているから駅構内の記憶がちゃんとあり、さして迷わずekieのアンデルセンに到着。去年はツバイG線でモーニングを摂ったのだった、そうそう、純喫茶のピザトーストだった、と思いながらシンプルなピザトーストのセットを頼んだ。それなりに混み合っており、人々は思い思いに時間を過ごしていた。窓際のカウンター席にはコンセントも付いていて、朝早い旅人にはありがたいだろうと思う。

土産物屋でもみじ饅頭がバラ売りされていたので、軽食用に買っておいてから、会場へ。路面電車のことを失念していて、バスで近くまで行って歩くことになった。余裕をもって到着し、出店準備する。同じ机を分け合うはずのお隣さんは出店キャンセルされていた。なぜかゴタンダの隣は空いていることが多くて、気がかりだ(呪われている…?)

客層・成果など

・そんなふうにしてぬるっと開場して、ゆったりとだが午前中から結構動きがあった。今回初めて旅行記カテゴリで申し込んだので、そういうものにニーズのある方にちゃんと立ち寄っていただけたと思う。面白かったのが、「昔行きました!」という方以外にも、「今度トルコへ行くんです!」という若い方、「昔行こうとして行けなかったんです…」という年配の方が入れ替わり立ち代わりに見えたこと。購入後、パラパラとめくってデイシスのモザイク画のページを見るやいなや、「ここに行けたんですか?今はもう入れないって…」と訊いてくださる勘のいい方もいらっしゃって嬉しかった。トルコ、イスタンブールという共通点で年代を問わず、初対面の人と言葉を交わせる面白さ。

・旅行記という切り口以外にも、首からごっついカメラを下げた方が中身を見て買ってくださるパターンも嬉しかった。話せばまだ初心者だという。旅のために初めて買った小さな普通のデジカメで撮った写真ではあるけれど、どこか響くものがあったのだと思うと嬉しい。本格的に撮りたいと思ったこともなくはなかったが、今ではスマホのカメラで満足してしまっている。それでも撮る楽しさを得たのはこのイスタンブールの旅が原体験だったような気がする。

・何かのきっかけで話し込むうちに、他の作品もじっくり観てくださる方々がいらっしゃったのも、ゆったりした会場ならではの嬉しさだった。さまざまなジャンルの作品を出しているから、切り口も多彩にある。最初は旅行記だけをバーンと出すべきかなとも思っていたけれど、結果的に他の作品も意外と売れてくれたのでよかった。もちろん、プチプラのものがあるほうが手に取りやすかったりもすると思う。

・出店者様にもちらほらお買い上げいただいて嬉しかった。場所を聞きそびれてしまったりして、ご挨拶に行けなかったのが心残り。中でも松江で本屋をされている方と交流があり、短歌も詠まれるということで、褒めていただいて嬉しかった。終了間際に『写真集×短歌 イスタンブール旅行記』を買取りいただいたのは驚いた。当初は新幹線代くらいしかペイできないかなと思っていたけれど、遠く松江まで届けられるとなるとかなりの成果になる。こちらは販売の準備が整った機を見て、差支えなさそうであればまた何かの形で告知しようと思います。いや~本当来てよかったな~!!

打ち上げ!

友人が探してくれたいい感じの居酒屋でサクッと飲んできました。イベントは16時に終了するから、早めに打ち上げができるのはかなりありがたいです。

うちの生はハートランドです、と言われて信頼感が増す
去年はじめてがんすを食べ、今回も頼んでみた。素朴で美味しい
ポテトサラダが出来立てで(熱くて)出せなくて…と言われ、「それでも大丈夫ですよ」と言ったら「え?熱いポテトサラダですか?」と言われてしまったので、勧められるがままアレンジしてもらった。
店の名物の葱しゃぶ
お出汁に生姜が効いていてシンプルながら美味しかった。家でもやってみたい
鶏のたたき。地酒を飲まねばという気持ちにさせてくれる
牡蠣!去年宮島で食べた牡蠣も美味しかったな~
葱しゃぶの〆は雑炊に
え~まだ食べれる~?と言いながらデザートに揚げもみじ🍁

#文学フリマで買った本

(少しずつ読んでいます。感想はこのポストに加筆する形で更新していきたいと思いますが…。)

今後の予定

今年は仕事の様子を見ながら、東京にも初出店できたらいいな~と思っています。今年のどこかの時点でもしかしたら第二刷になるかもしれません。内容は変わらないと思いますが、初版にこだわりたい人は通販対応しております。

関連グッズ

本書でも登場する写真でグッズを作りました!

当日はこれ着て店番してました。サイケ~



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