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回文集「くるくる・えぶりでい」2/26

きょう2月26日は「脱出の日」です。1815(文化12)年のこの日に、地中海のエルバ島に流されていた、元フランスの皇帝ナポレオンが、権力の座への返り咲きを狙って島を脱出しました。では回文を。

 
 立つとも、今!
 手で春へと、ナポレオン。
「俺、ほな」と
 エルバ出て、舞い戻った。

[たつとも いま てではるへ(え)と なぽれおん おれ ほなと えるばでて まいもどった]


ルイ18世が即位し王政復古となったフランスでは、国民の不満が噴出し、混乱が続いていました。そこへ、ナポレオンの再登場です。帰ってきた英雄は、たちまち熱狂的な支持を得て、皇帝に復位しました。しかし、彼の二度目の春は長続きしませんでした。ワーテルローにおけるイギリス・プロイセン軍との戦いに敗れたナポレオンは、こんどは脱出の不可能な大西洋の孤島セントヘレナに流され、そこで一生を終えたのでした。


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