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E 小深田選手のオープン戦を振り返る

こんにちは、久しぶりのnote投稿です。
プロ野球の開幕時期も不透明でモヤモヤしますが、データ収集の準備とデータ整理を黙々と進めております。
開幕までに少しずつデータ出して行こうかと思いますので見ていただければ幸いです。

さて、本日はドラフト1位ルーキー小深田大翔選手のオープン戦の打席詳細(49打席203球)を振り返っていきたいと思います。

練習試合で存在感を見せつけた小深田選手ですが、茂木選手の離脱もあり開幕スタメンもかなり現実味を帯びてきました。
守備、走塁面では一定水準以上の活躍を示せましたし、打撃にも期待していきたいところですね。
考察は読者の皆様に任せて、とりあえずデータを出せるだけ出していきます。
※データ量としてはそこまで多くないのであくまでも参考程度に見てください。


オープン戦打撃成績

まずは簡単に打撃成績を確認してみましょう。
(Sportsnaviより転載)

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練習試合の打率から比べると打率は落ち着きましたが、前評判通りの高いコンタクト能力に加えて個人的予想より長打力を示してくれたように思います。
守備走塁は良いですし、プロのボールに少しずつアジァストしていければ十分活躍できそうですね。

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球種ごとに打撃成績をまとめてみました。
かなり見にくいですが、興味のある方は覗いてみてください。

特徴的なSwing &Contact

オープン戦を通して最も特徴的だったのが、小深田選手の打撃へのアプローチです。
非常に空振りが少ないことで練習試合から注目を浴びていましたが、オープン戦を通しても同様の傾向が見られました。

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ゾーン別(O:ボールゾーン、Z:ストライクゾーン)のスイング率とコンタクト率をまとめました。
あまりピンとこない人もいるかと思いますので、過去に投稿した内容に小深田選手を追加してみると、、、
https://twitter.com/goshima_eagles/status/1224469681043410944?s=21

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昨年の規定打席到達したパリーグの選手と比べるとボールへの日本ハムの近藤選手と非常に近いタイプです。
あまり振らずに打ちにいったボールは高い確率で当てる(≠捉える)ことのできるバットコントロールを持ってる打者と言えます。
当てられるのが必ずしも良い訳ではないので、きちんとボールを捉える力を磨いていってほしいですね。

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またストライクゾーン/ボールゾーン別のスイング率を見ると突出してストライクゾーンのスイング率が低いことが伺えます。
昨年の100打席以上の打者に広げても突き抜けて低い数値となっており、やや積極性に欠けるかもしれません。
(これにはチーム方針や打順、アウトカウントや走者状況にも多少は左右されますが)


コース別Swing&Contact

先ほど提示したデータをさらにゾーンを25分割(投手視点)して見てみると、

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こんな感じになりました。
特に高めは比較的積極的に振る傾向があるのかな〜という程度です。
内外角の低めはほとんど手を出しておらず
高めは結果球のほとんどが本塁打や外野への飛球だったので高めのストレートへの対応は悪くなさそうです。
一方真ん中より低めの速球で内野ゴロを大量生産してしまっていたので、そこらへんは課題かもしれませんね。
データも乏しいので考察はこの程度で。
シーズン終わったらまた見てみたい気もしますが、まとめるのが少しめんどくさいので機会があればまとめてみたいと思います。


最後に

開幕が延びたとはいえ開幕から茂木選手が万全の状態で復帰できるかは厳しいかと思いますし、小深田選手に期待したいですね。
オープン戦で見えた課題をこの期間を活用して成長してくれるのを楽しみにしています。
個人的には山崎選手にも内野の若手として下からの突き上げを期待したいます!

本日の内容は以上。
見て頂いてありがとうございました。



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