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リリーバー安樂の活躍にスポットを

こんばんは、ごしまです。

先週のライオンズ戦は3勝2敗となんとか勝ち越すことができました!
秋山選手が抜けたとはいえ、2連覇中のパリーグ王者はすんなりと勝たせてくれませんでしたね
しかしながら5球団全チームと試合を消化し首位で2回り目を迎えられたのは上出来じゃないでしょうか。


さて本日は首位楽天を支える強力リリーバーの中で陰ながら(?)チームを支えてくれている安樂投手にスポットを当てたいと思います。


1.はじめに

まずはこれ

7/16の西武戦、この日2度の打球直撃を受けた先発弓削投手が無念の降板、これを引き継いでの緊急登板。
残したランナーを1人還すも後続を打ち取り、1.2回を投げ自責0で切り抜け3年ぶりの勝利投手となった。
おめでとう安樂👏


また昨日不調の先発岸投手に代わり3回途中から登板、ランナーを背負う登板となるも後続を抑え1.2回を無失点で切り抜け後の逆転勝利へと繋がるピッチング。
1週間で2度の早いイニングの回途中から回跨ぎ登板をこなし、チームの勝ち越しに大きく貢献。
今週の影のMVPを個人的にはあげたいほどの働きを見せてくれた。

2. 今季の成績

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今季ここまで7試合で10.1イニングを投げ、防御率0.87、whip 0.77と抜群の安定感を見せている。
ここまで点差の離れたシチュエーションでの登板が主だったとはいえ、前述の通り弓削投手の負傷交代による緊急登板と岸投手の早い段階での降板を引き継ぐ難しい展開を含みながらここまでの成績を残せているのは評価したいところ。
失点もロッテ戦での大量リード時に真ん中に入ってしまったカーブをマーティン選手にライトスタンドに運び込まれた1点のみで、四死球や打ち込まれて崩れるシーンもほとんど見られなかった。


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特に着目したいのは奪三振と四死球
今季ここまで10イニング以上登板したパリーグのリリーバー23名の中で、奪三振率28.2%(リーグ4位)、四球率5.1%(リーグ5位)、K/BB 5.5は西武の増田投手の6.0に次ぐリーグ2位、と高い奪三振能力と四球を出さなさい制球力を兼ね備えた成績となっている。
今後の活躍如何では中継ぎでの序列を上げたり、起用法(先発など)の変化もあるかもしれないですね。


3. 数字で見る安樂投手の変化

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昨年までと分かりやすく大きく変化したのはやはり球速の向上。
昨年まで先発機会や中継ぎロングでの起用も少なくなかったとはいえ140前後だったストレートが、プレシーズンでは145.4、シーズンではここまで143.3(最速149 km/h)と威力を増している
制球力を保ちつつ球速・質を向上させたことにより、空振りを取れる武器へと変貌。
昨年まで全体の7-8%ほどしか空振りを奪えず苦戦していたが、今季ここまで空振り率13.2%と昨年までより2倍近い空振りを奪える投手に成長した。

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先週の2回の回跨ぎ登板で大幅に下がってしまったものの、ストレートは球速の向上と共に空振り率12.2%と球界でも屈指の空振りを取れる質の良いストレートとなっている。
楽天ではクローザーの森原の12.0%を上回るトップの空振り率であり、期待させてくれる数値である。
ストレートで空振りを取れることによる影響か、Zoneへの投球割合も45%→55%へ向上している。
ストレートで空振りが取れる→Zone内で勝負できる→四球も減らせるという好循環となっているのだろう。

投球割合も一昨年、昨年の47.2%,48.8%→54.5%と6-7%割合を増やし、被打率も.158と抑えこめており、自信を持って投げ込んでいることが見て取れる。
他の球種に関しては被打率は高いが1,2安打のみ、母数が少ないので数値だけでは言える事は少ないが、10-20%ほど空振りを奪えているのと映像で見る限りそこまで悪い印象も個人的にはなかったので、ある程度機能していると見て良いだろう。

元々複数イニング投げた際に球速の低下により捕まることも少なくなかったので、短いイニングで出力を保てていることが結果につながっているのかもしれない。
今後登板を重ねた際の状態の変化は注視していきたい。


4.最後に

勝ちパターンではないためスポットが当たりにくいですが、楽天を陰から支えてくれる心強い存在になりつつある安樂投手にスポットを当ててみました。

安樂投手が僅差のリードシチュエーションでも投げられるのであれば勝ちパターンを固定化せず複数の投手で中継ぎローテすることにより、個々の負担の軽減、全体の質の向上に繋がるのでは、と期待をしている。
これができればペナント終盤の勝ちパターンの疲労蓄積による取りこぼしを減らしたり、僅差のビハインドを耐えながら逆転勝利を呼び込むことにも繋がります。
また先発が不安定な中、先発等の選択肢も場合によっては考えられるかもしれません(これはあまりないような気がしてますが)。

ここから更なる活躍を重ね、僅差で痺れるようなピッチングを披露してからることを期待しています!


本日の内容は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございましたm(__)m


データ参考 :
Sportsnavi : https://sports.yahoo.co.jp/
日本野球機構(NPB): https://npb.jp/
1.02 Essence of Baseball : https://1point02.jp/op/index.aspx










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