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介護は人生の後半生のデザイン。

最初の投稿です。最初というのはなんでも肩に力が入る物で、これも、はてさて何を書こうかと悩みました。
悩んだ結果、パライソは「介護」という仕事で創業したということもありますので、「パライソの介護」というテーマで書こうと思います。

ずばり、「パライソの介護=人生の後半生のデザイン」と考えます。デザインと聞くとビジュアル的なものをイメージすると思いますが、本来は「設計」という意味を指します。

私たちの職場である老人ホームは、言わずもがな、その人が最期を迎える場所です。あえてストレートに言えば、「死」を迎える場所です。こうして改めて言葉にしてみると、かなり責任の重い仕事だと実感します。

「終わりよければ全てよし。」とはよく言ったものですが、人生も同じで、その人が「我が一生に悔いなし」と思えるかどうかは、最後にどんな気持ちで死を迎えるかにかかっていると言っても過言ではないと考えます。そして、そう思えるようお手伝いさせていただいているのが介護に携わる者です。ここでの介護は介護士だけを指しておりません。居宅、ケアマネ、支援、生活相談員、看護士、機能訓練士、栄養士、調理士、総務、営繕、クリーンさん、企画、保育園の先生、パートの方までも含みます。要するに、お客様である高齢者の方の為に働く、または関わる全てのパライソ職員を指します。

その人が最高だったと思えるよう、人生の後半生をデザインする、我々はデザイナーなのです。
我々の仕事は、決して簡単な仕事ではありませんね。その人を本当に理解しないといけないし、持てる知識、感性、思考、体力の全てを使います。まさに全身全霊でその人に向き合わないと要望に応えることなど出来ないでしょう。なぜなら我々が日々向き合うのは人生最後の要望、まさに正真正銘「一生のお願い」なのですから。

そして大変ありがたいことに、仕事を通して深く人の一生と関わる中で、我々もまた人間とは、人生とは何かと日々考え、学ばせていただいておりますね。まさにミッションである「社会の功労者である高齢者の、終の美のサポートを通し、自分を高める人間教育の場とし、社会に貢献します。」ですね。

ここまで人の人生にどっぷり踏み込む仕事が他にあるでしょうか。個人的には思い当たりません。介護とは究極のクリエイティブ力が求められる分、だからこそ究極にやりがいのある、究極に楽しい仕事だと思います。

残念ながら、今現在の世の中の「介護」の印象は必ずしも良いとは言えません。でもそれはおかしいですね。これだけ楽しいはずの仕事が、世の中から正しく認識されていない。だからこそ、その印象を好転させていくのも我々介護に携わる人間の使命と感じます。

以上が「パライソの介護」です。ですから当然、働くみなさまにも究極のクリエイティブ力を求めます。そこに一切の妥協はありません。

もちろん、既に完璧であることを求める訳ではありません。むしろ世の中にこのクリエイティブができる人が何人いるのでしょう?本当に少数だと思います。当然パライソもまだ成長途中です。ですから是非お願いしたいのは、日々クリエイティブ力を磨き、デザイナーとして自身を高めていこうという学ぶ意欲です。どこまでも枯渇することのない探究心、最高の最期までの想像力と創造力、そういったクリエイティブ力をどこまでも磨こうと学ぶ意欲です。期待しております。


共にパライソを究極のクリエイティブ集団にしていきましょう。

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