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「radio magic」と、あの娘の事。

 仕事中に「ぴこん♫」とメールが入った。

 確認の為、メールアプリを開く。

 地元の最速ギタリストであり、またカリスマ理容師である友人からのメールだ。


 『おはようございます!
レディオベリーでアースシェイカーの
レディオマジックが流れてますよ。』


 彼はジャパニーズHR/HMが大好きだ。

(※アースシェイカー・・・80年代に関西から登場した人気ハードロック・バンド。海外のレーベルよりアルバムを発表したり、日本国内でも熱狂的なファンを獲得している。) 

 僕はタブレットで聴いていた音楽を止めて、トラックのラジオを、地元、栃木のFM局『radio Berry』に合わせた。


 ボーカリスト・マーシーの華麗な歌声が聴こえてくる。

「radio magic流れるよ、君の唇に・・・』

 

 つい一緒に口ずさむ。

 エエな〜。

 仕事が終わって家に帰ったら、レコードを聴こう。

 1984年当時、キングレコードのI Love exciting miniシリーズの1枚としてリリースされた、アースシェイカーのスペシャル12インチシングルを想い浮かべる。


 帯でギタリストのシャラが隠れちゃっているアレだ。


 よくアレでレコード会社もOK出したもんだ。

 もしかして「シャラが帯で苦しそう!💦」

と、ついつい何枚も買って助けたくなるファン心理を突いた作戦か?


「radio magic流れるよ、君の唇に・・・』


 当時付き合っていたあの娘も大好きだったよなぁ・・・


「wonder radio」

 ラジオから流れてくる曲に、レスポンスを入れつつ、ふと、久しぶりにあの娘を思い出した。


「あの娘は元気にしてるかな?」


 

   何はともあれ



  【帯が邪魔】。


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