ケガをした瞬間が、人生の岐路になる
大怪我をした瞬間、終わったと思う。
選手生命が。
当分会社を休まないと。
あぁ、色々と調整しないといけない。
これから俺はどうなるんだろう。
私の人生はもうついてないのかしら。
何か、リハビリや入院などを伴うような大怪我をしたことがある人なら分かるように、その瞬間は激痛と明日への絶望感で胸がいっぱいになる。
不安と苦しみに苛まれる。
しかし、この瞬間から人生が好転することもあるのだ。
入院先で、熟読した本の中にインスピレーションを感じ、行動することであれよあれよと道が開けたり。
リハビリ中に出会った人が実は有名な経営者でそのご縁がのちのビジネスに繋がったり。
そんなストーリーは枚挙にいとまがないほどだ。
吉川英治氏の名著「宮本武蔵」の中に武蔵が沢庵和尚の修行の名目で、暗所で書物を数年貪り読み続けるというシーンが出てくる。
この、一回詰んだ時に次の飛躍に向けてグッと準備を続ける期間が重要なのだ。
素敵な「動」がある人には必ず、素敵な「静」があるものだ。
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