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マインドフルなお茶の時間

大好きなパティスリーポワリエさんの焼き菓子が届く。

こちらでまだお気に入りの洋菓子屋さんが見つけられていないので、友人が時々送ってくれる。

いいお茶の時間が持てると、おうち時間が変わります。

今日はお抹茶を立てていただきました。

メレンゲショコラ、まあ言えばお干菓子ですもんね。

洋菓子だからコーヒー・紅茶、というルールもありませんし。

私にとって、お抹茶は、心落ち着けるひと時に欠かせない時間を提供してくれます。

お茶のお稽古は少しやっただけ。

でも、家では子どものころからお抹茶を立てる習慣がありました。

受験生の時には、コーヒーよりカフェインが多いと聞いて、夜の11時になるとお抹茶を立てていました。

社会人になってからは、仕事が立て込んで、さぁ、もうひとがんばり!という時に、社員食堂の片隅でシャカシャカ立てて心鎮めていました。

お点前も何もあったものでなく、お茶の先生に叱られそうだけど、その時間が私にとってはとても大切だったので、先生に自白したら、「それがお茶の心ですよ」と、なんとも寛大なお言葉。

戦国時代の武将たちがお茶を好んだ理由は、いつ命を落とすともわからない戦闘モードの中にあって、お茶室という小さな空間で、心をこめてたった一杯のお茶を丁寧に入れることで、リセットし、精神を統一し、また日常に戻る英気を養う。という時間がかけがえのないものだったのではないかな。と思うのです。

過去でも未来でもなく、今がすべてのマインドフルなお茶の時間。

お抹茶でもコーヒーでも…

たった15分のその時間が日常を豊かにしてくれます。

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