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詩人のアップデイトVol.2

こんばんは彭城吾朗(さかきごろう)です。

この度七ヶ月ぶりに詩作をし、
とりあえず四十篇、
用意できました。
彭城吾朗詩集に全て投稿しましたので、
読んでみて(読んであげて)ください。

今、
同時に小説の執筆も行っていますが、
自分にとって詩作と小説執筆とは、
絶妙な、
陰と陽の関係、
阿吽の関係のように感じます。
どちらも長く続けていきたいところです。

がしかし、
今回詩を書いていて、
「なんかもう、詩人としては言いたいことほとんど言っちゃったように思うなあ」なんて感じたのも事実。
はたしていつまで自分は詩を書くのでしょうか。
まだ300篇も書いてません。

神様からのテレパシーで自分はこの人生で三冊詩集を出版すると言われましたが、
本望としては五冊は出したいところです。

では、
新作詩のほう、よろしく。

≪サンプル詩篇≫

「移行」

突然不意打ちのように胸元にジワッと来るあの悲しみは、
思い出の街と密接に結ばれたこの人生の命題だった。
その後短くない月日が経過し、
不意打ちの悲しみにも心が次第に慣れてゆき、
いつしかセンシティビティをなくした詩人のような塩梅になっていった。
そんなこんなで手にした、というか、
願わずに与えられた心の平穏ていうやつも、
もしかしたらまた別の新しい歌のモチーフなのかもしれないと、
思うのが今日この頃のこと。
1から9まで進んだあとに、
きみは10のドラマに移行する。

「詩人の片想い」

美しい彼女は、
昼間八時間カラオケ屋のバイトをして、
そのあと夜に五時間パブのホステスをして働いていた。

美しい彼女は、
心が弱く、
いつも無味な運命に流されるように生きていた。

美しい彼女は、悲しく、
ひとつの詩の大いなる暗示だった。
私が密かに想っていたことなどは、
彼女には知られる由もないことだった。

美しい彼女は、悲しく、
一夜限りの相手の子を身ごもってしまい、
その後どこかに消えて行方知らずとなってしまった。



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