【78日目】「丸福」さんで、天ざるそば

仏光寺通を自宅から東へ歩くと、ほどなく壬生寺の裏に着く。

その道沿いに気になるめし屋？蕎麦屋？があった。ただ、日曜に通る時はいつも閉まっているので、営業をやっているのか不安な店構えだった。

今日は平日の自宅テレワーク。
昼ごはんに、意を決して、「丸福」さんへ向かった。

店前に着くと、暖簾が上がっていて、常連さんが出てきたところだった。

扉を少し開け、店内を覗くと、大将がちょうど立っていた。

「まだいけます？二人」
と聞くと、

「今やったら、まだ良いですよ」
と入れてもらった。

使い込まれた椅子とテーブルに座ると、熱いほうじ茶をいただく。
古くなったメニューがずらりと壁にかかっていたが、筆で書かれた「天ざるそば」をお願いした。嫁さんは、「けいらんうどん」。

客は僕らだけ。静かな店内には昭和歌謡がAMラジオから流れている。

しばらくすると「お待たせしました〜」と届いた。

ボリュームタップリな山盛りそばにホクホクの天ぷら。
嫁さんのけいらんうどんは、いかにも体が暖まりそう。

二人でゆるゆる雑談しながら食事して店を出た。タイムスリップしたみたいな経験だった。今度は丼ものを食べてみたいな。

丸福 (四条大宮/うどん)