見出し画像

※無料記事※一級建築士学科語呂合わせ【法規01】法規の攻略法

※この記事は令和6年度試験用の内容です※

こんにちは。法規については、ゴロ合わせを紹介する前に、一つの記事として私の法規の攻略法をお伝えたいと思います。


今回の記事の目次です。



法規に暗記は必要なのか

「法規」は法令集の持ち込みが出来るのだから、問いに対する法令に辿り着く時間を短くするトレーニングを積めばいい、と思いますよね。
私は最初そう思っていました。実際二級建築士の法規はそんな感じでまあまあ点が取れました。
でも一級はそれだけではうまく行きません。最初に受けた模試で、「ああ、先生が言っていた事はこれなんだ」と思い知らされることになります。

それは、「法規は時間との勝負だ」と言う事。時間内に解き終わらなかったのです。

スクールの法規の先生が、とても分かりやすい授業をして下さる先生だったのですが、最初の授業で「暗記で解く時間を節約する」ことを強調していました。そして、毎回、「これは法令集をひく」「これは見ないで暗記して答える」の仕分けをして下さいました。
先生の教えをそのまま私の記事に載せる事は出来ませんが、「覚える内容」に仕分けされたものの中で、ゴロ合わせを作ったものについて、私の記事では紹介をしていく予定です。
法令集を引く個数を減らし、時間を作り、分からないものはその時間を使って探していく、そういう時間管理が法規には必要になってきます。


法令集の文体に慣れなくても

授業に入る前に、文体の勉強がありました。「及び」「並びに」「又は」「若しくは」「かつ」や、「以上」「以下」「を超える」「未満」の意味、違いを理解するヤツです。
私はこれが大の苦手でした。いや、現在進行形で苦手です。
ただこれについては、以前私の上司(ストレート合格)が言った言葉が結構衝撃的でした。
「法令集の文章はさー、慣れればすごく分かりやすい日本語の文章なんだよねー」
そんな風に思ったことがなかったので、目から鱗というか、半信半疑でその時は聞いていました。法規の勉強をする時は、「慣れればそう思える境地が私にやってくるかもしれないのね」と、苦手意識を持たないようにして進めました。
法令文という形にとらわれず相手に分かりやすく伝えるだけであれば、図、絵、表などぱっと見てわかる形に変換すると思います、実際は。でも、それをせず、文章だけで伝えようとすると、この文体が一番伝わりやすい文章になるのです、きっと。そう思って文章を読むと、作った人の苦労が少しわかるような気がしました。

それでもです。やっぱり"あの文体だと内容がすんなり入ってこない""ぱっと見て理解できない"と感じることは多いです。そこは工夫である程度カバーするしかありません。「法令集の線引き」を工夫する のです。詳しくはのちほど。


いえすき。流 アンダーラインの引き方

筆記具選び おすすめは消せる色鉛筆

私が通っていたのはS学院なので、法令集はS学院のものを使用しました。
この法令集の線引きは、赤青2色を推奨しています。
私は、「消せる色鉛筆」を使って最初のアンダーライン引きを行いました。
インテリアコーディネーター試験で使用した
「三菱鉛筆 ユニ アーテレーズカラー」の使いまわしです♪
持っていない方は
314クリムソン(赤) と 338コバルトブルー(青)
の2本だけ購入して下さい。あ、あと 鉛筆削り も。
ユニには「消せる赤鉛筆」「消せる青鉛筆」という商品もあります。赤は若干朱色がかっているようです。

消せる色鉛筆にした理由は
・消せる
・他のペンとの併用により、強弱がつけられる
・安い
からです。デメリットとしては
・削るのが面倒←あんまりそう感じなかった
・目立たない←あえて「薄めで且つ見える」を目指した
とかでしょうか。

メリット1. 消せる

間違った時は勿論、実際法令集を使用して「書き直したい」と思った時に
消せるメリットが大きかったです。"文体に慣れなくても工夫でカバーする" ための修正が、消せる筆記具だと可能になります。

メリット2. 強弱がつけられる

これは、後述する 法令集を使い始めたら、更なるカスタマイズで時短しよう でお伝えしますが、最初に引くアンダーラインは、図面で言えば細線で描く通り芯みたいなもの。あくまで時短の「基礎部分」であって、本当の時短は「中線」「太線」の部分にかかってくると思います。
実際には、赤青以外の色もスポット的に追加使用しましたが、原則として(1)赤青2色(2)且つ大事な所が浮き出て見えるような線引き にすることで、見やすい法令集を目指しました。

メリット3. 安い

私の場合は既に持っているものを使ったので、追加費用は¥0。
二級の時は、別のメソッドで「5色の蛍光ペンを使い分ける」線引きを行ったんですが、何本もペンを買うことになるんですよね。フリクションの蛍光ペンならなおさらです。
学科も製図も、ずっとフリクション先生を愛用しましたが、人生でこんなにペンを買うのかって位替え芯や蛍光ペンを買いました。法令集のアンダーラインもそこそこの使用量になりますが、色鉛筆であれば1本で十分事足ります。

とりあえず学習を開始するまでに、線引き見本の内容のままでいいので、音楽でも聴きながらアンダーラインをばーっと引いておきます。

見やすく工夫して線を引く(色鉛筆版)

最初の時短、それは、色鉛筆で引いた線の引き分けです。
法令集の文体に慣れなくても でお話したような、「and」「or」によるグルーピングを、見やすく改変します。
これは、学習が始まってから「あ、分かりにくいな」と思った時に、その都度修正していくのがいいと思います。

たとえば、法第2条1号の後半、「鉄道」以下のカッコ書きの部分は、「及び」「並びに」が出てきます。

法令集についてくる線引き見本だとべたーっ青線を引いている箇所も、このように「ツノ」「スキマ」を意識するだけで、見やすくなります。
これを、学習を進めながら、分かりにくかった所を都度更新していくのです。


法令集を使い始めたら、更なるカスタマイズで時短しよう

最初の色鉛筆のアンダーラインが「細線」だとして、
「中線」相当・・・フリクションペン0.5で下線、四角囲み、丸囲み
「太線」相当・・・フリクション蛍光ペンでのマーキング(5色)
   飛び道具的に・・自作インデックス

を駆使して引きやすく見やすくしていきました。

フリクション0.5の赤青は、なんとなくこのあたりに書かれているはず…という細線の海の中から、ピンポイントで「よく出るのここだよ」と目立たせるために使います。色鉛筆の上からなぞって目立たせたり、特定の単語を四角囲みしたりしました。

蛍光ペンでのマーキングは、インデックス代わりに単語を目立たせたり、
分類分けするのに使用しました。

飛び道具的な自作インデックスは、一通り先生から習うことが終わって、問題集をひたすら解いた時に、「お、よく出てくるぞ」「この内容、毎回引くのに時間がかかるな」という所に加えていきました。


試験中の時間配分

法規は1時間45分(105分)で30問。選択肢は4つなので、一つの選択肢に使える時間は105分÷120個≒52秒になります。建築基準法、施行令より後ろの範疇は、暗記ではなく引いて解く内容になってくるので、時間がかかることを想定します。そうすると、解答の進め方としては

1)一旦暗記(+さっと引いて解ける)で最後まで解く。正解の確度(ほぼ〇か、やや不安△か、分からなかった✕か)もつける。
2)最後まで終わったら、解けなかった量を見る。
3)見直しの時間を引いて、あとどこにどの位時間がかけられるか大雑把に割り振る
4)解く
5)見直す

こんな感じで進めることになりました。
私の場合、確か模擬2回目までは時間が足らなかった印象で、3回目にようやく見直しの時間が取れるペースが掴めた感じでした。

そんなわけで、スクールで模試がある際は、見直し時間をとるためのペース配分がどんな速さなのか体感して、調整することにも意識を向けて下さい。


あとがき

いかがだったでしょうか。
主に法令集の使い方と時間の使い方についてお話してきました。
自作インデックスの内容を知りたい方など、リクエストがあれば教えてほしいです(こちらも余力がもしあったらやるかもです)。

今回の記事は、これで終了です。最後までお読み頂き、ありがとうございました。もし間違い等ありましたらご指摘頂けると嬉しいです。


ここから先は

0字

法規のゴロ合わせ5記事をパックにしました。無料1コンテンツ、有料単品150円✕4コンテンツが含まれています。150✕4=600円が、まとめ…

学科対策ゴロ合わせの全ての有料記事(35記事)+無料法規1記事を1パックにしました。単品合計5,350円、科目ごとのまとめ割合計4,710…

よろしければサポートも受付けております~