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こどもの失敗を見守るのが愛

子供が失敗するのを見ているのは怖い。
なぜなら自分が若い頃、失敗したことを思い出すから。自分の子供にはあんな思いさせたくないとおもってしまう。

でも今のわたしたちがあるのは、あのころ失敗して泣いて落ち込んで立ち直った経験があるから。そこから学んで成長した経験があるから。その経験は宝物なんだ。

人は失敗からしか学べない。成功からは学べないんだ。

失敗は痛い。失敗した本人も見守ってる親も痛い。

だからと言ってそこから逃げてはダメだ。
自分が体験した痛みを、失敗する子供を見て再体験することを恐れてはいけない。

子供には失敗する権利があるんだよ。
大人から見て、その選択は絶対に失敗するとわかってしまっても、それを選択して失敗する権利が子供にはあるし、失敗してそこから立ち直る経験が必要なんだ。

失敗から立ち上がるチカラは、経験からしか学べない。本では学べない。実際にコケて、血を流すことでしか学べなんだ。

実際にコケてみたら、次は同じ場所でコケないようにあらかじめ気をつけることもできるし、受け身を取ることだってできるようになるかもしれない。

その貴重なチャンスを親が奪ってはいけない。

もしも親が子供が失敗するのを見守れないとしたら、親自身に安心が足りていない。
子供ではなくて親が自分自身を見つめ直すときです。

たくさん失敗させてあげて、たくさん泣かせてあげてください。みんなそうやって大人になってきたでしょう。小さい時にコケれば大したことない傷で済むものも、大人になってからコケると大怪我になったりします。受け身の仕方を知らなければ、二度と立ち直れない致命傷を負うこともあります。

小さい傷で済むうちに受け身の練習をさせてあげるのが愛。傷付いたら抱きしめてあげればいいのです。怖がらなくてだいじょうぶ。人間には立ち直る力がある。それを育ててあげるのは親として大切な仕事です。

うれしくて涙がでるよ