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シングルマザーが思春期のむすめを育てることについて/その限界と希望について

夫が亡くなって、わたしはシングルマザーになった。

元夫は子供を導けるタイプじゃなかったから、わたしはほとんどひとりで子供のことを考えて育ててきた。だから夫と死別して、子育てで困ることって正直なかったんだけど、むすめが思春期に突入してからは状況が変わってきた。

今までは仲良くやってきたむすめだけど、最近はわたしに反抗することも増えた。
わたしも生理前なんかはイライラして険悪なムードになることもある。

そんなとき片親だと逃げ場がなくて可哀想だなと思う。

もし夫がいたら、夫じゃなくても祖父母とか親戚とか居候とか、家の中にわたし以外の他の大人がいてくれたらどれほどいいだろうと思うのだ。

わたしだって間違うことはある。考えが偏っていることもある。

むすめと意見が相違したとき、むすめの逃げ場になってくれる大人がいるのといないのとでは安心感が全然違う。

頼れる大人がわたし一人だけだとしたら、むすめは安心して反抗できないだろう。
反抗してもきっと不安になるだろう。

家の中にいろんな考えの大人がいて、誰かと揉めても誰かのところに行けば慰めてもらえるとか、逃げ場があるとか、そんな休憩場所がむすめには必要なのだ。

そしてむすめに逃げ場所があることで初めて、わたしも間違うことができる。
子育てで間違うことをじぶんに許すことができる。
安心して怒ることができるのだ。

ひとりで子育ては無理だ。絶対に無理だ。
未熟な大人が一人、または二人で密室で子育てをするなんて信じられないほど危険な行為だ。ほとんど失敗するに決まってる。最初から無理なのだ。
子育てにはもっとたくさんの大人が関わることが必要なのだ。

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わたしの人生のテーマであるセクシャリティー、毒親、癒し、統合、死別、共依存などについて綴ります。目標月10本以上更新。みなさんの応援がわた…

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