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オカルトヒーラーに性エネルギーを伝授されてクンダリーニ覚醒未遂した話④

魔女さん扱いされ浮かれた私は急速にオカルトな世界にどハマりしていった。

スピリチュアル初心者のわたしは「本当のスピリチュアル」と「オカルト」の区別がついていなかった。

目醒めること、つまり「悟り」は「特殊な能力を得ること」とイコールだと勘違いしてしまったのだ。

本来、「意識の目醒め」と特殊な能力が発現することは全く違うことなのに。

エネルギーだけ目醒めてしまって、意識が成熟していない状態、つまりトラウマが癒やされておらずエゴが肥大しているままでエネルギーだけが操れるようになっている状態が「オカルト」なのだ。

その初老のオカルトヒーラーは間違いなく「オカルト」だった。自分では意識も成熟しているつもりでいるのだけど、実際はモテたいというエゴが大暴走して女性を操ってしまっているのだった。

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