見出し画像

誰にでも、光と影がある

暑い暑いといっている間に、8月になってしまった。
キャリアコンサルタントの試験が終わり、腑抜けになっている。
通勤中にテキストを広げることも、休みの日に学科や論述の対策をすることもなくなった。

学びの習慣が抜けてしまいそうで怖いけど、少し休みたい、という気持ちもあり、少し複雑。

そんな気持ちなので、最近は読書をして過ごしている。せめて役に立つ物を、ということで、カール・ロジャーズの本を2冊。
(カール・ロジャーズってだれ?と思ったら、グーグル先生に聞いてみましょう)

ロジャーズは、来談者中心療法を広めた人であり、産業カウンセラー、キャリアコンサルタントの養成講座でさんざん学んだので、よく覚えている。

いつかは読みたいと思っていたけど、勉強中はそれどころでは無かったので、試験が終わってから読もうと思い、図書館で借りてきた。

1冊はロジャーズ自身の論文やエッセイを集めたもの、もう1冊は、ロジャーズの生涯や研究成果について、研究者の立場から考察したもの。

2冊を読んで思うのは、人には光と影があるということ。
仕事では、後年に受け継がれるような技法を開発したロジャーズも、他の人からの邪魔が入って失敗したり、中年の危機を迎えたり、家庭問題を抱えたりいろいろだ。
そんな様子を見ていると、成功ばっかりに目が行きがちだけど、人には失敗やダメな部分もあってしかるべきなのだ、ということを実感した気がする。

勉強していると、「覚える」モードで本を読んでしまいがちだけど、試験を終えた今は、シンプルに「読む」モードで読むことができている。
結果がでるまでは、もう少し純粋に読書を楽しみながら、過ごしたい。

今読んでいるロジャーズが終わったら、もっと趣味に寄った本も読みたいな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?