やりたいことをやる方法について
今回は、ミニチュアプレッツェルを作りました。手の平ほど大きいプレッツェルが好きでしたが、最近はあまりみかけなくなりました。
ミニチュアを作ったり、本を読んだり、映画、音楽、買い物・・・と、やりたいことに対して手持ちの時間が短すぎると感じることがあります。
全部を満足ゆくまでやるには、到底時間が足りません。
こういう感覚は多くの人が抱いているようで、まさにそんな悩みにフォーカスした本が話題になっています。
「限りある時間の使い方」オリバー・バークマン かんき出版,2022 です。
この本を読んで多くの気づきを得たのですが、「やりたいことをやる方法」は、以下の通りでした。
日々の中で「やりたいこと」が頭の中に浮かんできたとき、「今はまだそれをやるときではない」とか、「この用事が片付いたら」「しばらくは忙しいから」というような理由で欲求を押し殺すことがあると思います。
「また遊びましょう」とか、「落ち着いたらゆっくり会いましょう」というフレーズも、似たような印象を受けます。
「今はまだそれをやるべきときではない」という言い訳を繰り返していると、結局自分が本当はなにをやりたかったのかわからなくなるという事態に陥りがちなのですが、その真理が以下のように書かれていました。
「生きている時間が限られている」という現実が重すぎるから、そこから目をそらしたくて、「いわゆる世間」が良しとする選択をする。そのせいで、本当に自分がやりたいことをやる時間がないと嘆くというのは、なんだかヘンな話だけれど、現実には起こりがちだと思いました。
一方で、むしろ「時間がある」ことの方が奇跡的なことだと考えると、「時間が足りない」という悩みに対する印象がガラリと変わります。
「時間がある」のは当たり前のことではなく、もしかすると「なかったかもしれないもの」だという事実は、日々の中でつい忘れがちです。
「なかったかもしれない時間」を生きているという前提に立てば、おのずと「この時間をどう使おうか」という能動的な心もちになるような気がします。
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