≪番外編≫きょうだい映画『ふたり〜あなたという光〜』上映当日の心境*感想シェア*

心の準備をする間もなく迎えた上映当日。自分にもこんなに「感情」というものがあったのか・・・と思うぐらい心を揺さぶられました。

映画『ふたり〜あなたという光〜』は、障がいのある兄弟姉妹を持つ「きょうだい」の物語にスポットを当てた映画です。映画製作プロジェクトでは、クラウドファンディングによる支援者を募り、2/11(木)にはその支援者向けに、初回上映が行われました。

私ごりみも、きょうだい当事者としてこれは見逃せない!という思いでクラウドファンディングに協力し、初回上映会に参加しました。今回はその「きょうだい映画」を見て感じたこと・揺さぶられた思い・呼び起こされた記憶を語ろう!というテーマで綴った、シリーズ第2弾・・・と思いきや、番外編でございます。

第一弾はこちら!

前回は、この映画との出会い・きっかけについてお話ししました。いよいよ映画の内容に入る前に・・・今回はちょっと番外編!上映会当日のごりみの心境について語らせて下さい!!!今回は超個人的な内輪の話が多いので、番外編としています。(図書館の話とか、ボーイフレンドの話とか。)

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舞台挨拶付き初回上映会@千代田区立日比谷図書館


ということで、ついに上映会【当日】になりました!

実はごりみ、全国の図書館を訪ね歩くぐらい、大の「図書館」好きでして、今回上映会会場となった千代田区立日比谷図書館も、私の好きな図書館の一つだったんですね。

(ちょっとだけ図書館語らせて下さい(笑))日比谷図書館は、まず三角形の建物が特徴的で、日比谷公園のシンボルの一つと行っても良いぐらい。建物の中の方は、図書館機能だけではなくて、博物館並の展示コーナーがあったり、図書館の本を持ってくつろげるカフェもあります。また今回のように、映画の上映会ができるような小規模ホール施設も、備わっています。本を借りに来る人以外にも、いろんな人がいろんな目的で集まってきて、まさに「インスパイア」を得られる場所なんですよ。

という背景もあって、私は超個人的に「図書館で上映する」という点に親近感を持っていたのです。後から考えれば、中の様子が覗えず普段あまり足を踏み入れる機会がないシアターで開催するよりも、気軽に誰でも入れる図書館だと、ちょっと参加してみよう~という気持ちが起こりやすかったですね!たぶん。


そしてその日は・・・

実は、ごりお(マイボーイフレンド)の誕生日をお祝いする日だったんですね(゚o゚;) コロナウイルスの影響で上映会が延期になり、偶然その日と重なってしまいました。どうしよう、一人でひっそり見てくる予定だったのに・・・

ただ、その上映会場がたまたま図書館だったので、私は「本を読んでいて待っていてもらえれば良いから、一緒に来てくれないか(T-T)」と誘いました。内心は、映画を見た後ひとりでは抱えきれずにうろたえるンじゃないかという不安と、ごりおもこの映画に興味を示してくれないかな・・・というちょっとした期待とが、あったと思います。(図書館だったらどこにでもついてきてくれるごりおは優男。)

ごりおをうまく誘い出して、私たちは映画が始まるしばらく前に図書館に到着しました。最初はいつものように、図書館内の素敵な本棚たちを物色しましたが、なんだか心がざわざわして・・・なんにも情報得られませんでした(笑)。普段であれば、素敵な本と偶然の出会いがあったりするんですけどね。

映画を見ること自体もそうだし、ごりおが映画についてなんて言ってくるかな・・・って、緊張してたんですよね。(この日映画を見るのは私一人ですが、終わった後で感想聞かれたらどうしようとか、僕も見たいって言われたらどうしようとか、、、)そわそわしてしまって、早めに上映会ホールに入って、そっと席に着きました。


(映画の内容については、第2弾本編でお話ししますので、ここではすっ飛ばして)


映画は本当にあっという間でした!涙をこらえられないシーンが多かったものの、自然と笑顔になれる場面もあったりして、約40分という短い間に感情を大きく揺さぶられました。

映画視聴後の舞台挨拶では、プロデューサー・監督はじめ、役者さん方の生の声を聞くことができました。各役者さんたちの演技で難しかったシーン、熱が入ったポイント、各自の思い入れのある場面など、裏話を沢山語ってくれました。役者さん方の「伝えたい」という気持ちがまっすぐ伝わってきて、「この映画のハイクオリティさは、関係者みなさんの『努力の賜物』なんだなあ」と感じました。

舞台挨拶が終わって、会場の外で待っていてくれたごりおと落ち合いましたが、私はほぼ放心状態になっており、感想も何も、言えませんでした。この映画で造りこまれている世界観が、本当にハイクオリティすぎて、自分の過去の経験や感情が、映画の主人公の体験と混同してしまったからです。その場では率直に、「うん、ちょっとアップダウンきつかった、、」と。


「まるで、自分の人生のロードムービーを見ているような・・・」


映画を見て、こんな不思議な気持ちになったことはありません。ごりおとは普段から、お互い見た映画の話をしたり、オススメし合うことも多いのですが、正直、すぐにオススメしたい!という気持ちにはなれませんでした。それは、もし彼がこの「きょうだい」映画を見たら、私自身が抱えていた暗い過去を開示すること、そして未来に待ち受ける問題を目の当たりにすることになるからです。

もちろん、この映画のことを話す前に、ごりおには弟のことを話していました。しかし、悩みを抱えていた当時の状況や、そのとき持っていた感情を、そこまで詳しく話したことはありません。

「きょうだい」のリアルな葛藤を、ここまで忠実に再現された映像を見て、彼は何を感じるんだろうか・・・


と、新たな葛藤も生まれたところで、【続報】はまた次の機会に共有できればと・・・思います!!!


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今回は、「きょうだい」映画上映会当日の、私自身の心境についてお話しさせて頂きました。

ごりみは、上映会参加者向けの感想シェア会にも、引き続き参加予定です。

読者の皆さんと、どこかでお会いできるのを楽しみにしています。

きょうだい映画にご興味頂いた方は、自主上映会の案内を是非チェックしてみて下さい♪



(もし、上映会や感想シェア会に参加したいけど、一人じゃ不安、誰か知っている人がいると心強い、、、という方がいらっしゃいましたら、メッセージ下さい!twitterもやっています!)

きっかけと勇気を与えてくれたこの「映画」に感謝です*:。+゚







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