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フォロワー1.4万人を捨ててTwitterから離れた絵描きの話

【”私”について】

Twitterフォロワー1.4万人二次創作絵描き
6年間毎日かかさずツイートするほどTwitterが生きがいだったが、Twitterに苦痛に感じるようになる。


【なぜTwitterから離れたのか】

人間関係・多方面への配慮に疲れてしまった。
同人原稿や私生活が忙しかったのもあり、Twitterを楽しむよりも、ツイートをする度にとんでもなく疲労を感じるようになってしまった。



【Twitterから離れるに至った一連の流れ】

  • 地方に住んでいるため、都会のフォロワーと気軽に会って交流ができない。

  • 深夜通話ができない環境のため、作業モクリの固定グループの輪に入れない。

  • 周囲の人が知っていることを私は知らない状況ができあがる。
     
    「Aさんは商業作家である」「Bさんは本垢があって別ジャンルではかなりの大手」「Cさんは過去に別ジャンルで炎上している」「DさんはCさんとものすごく仲が悪い」……。
     オフ会やイベントアフター、作業モクリなどでよく固まっているグループの会話に混ぜてもらうと、自分がいかに界隈について疎いのか自覚してしまい、勝手に疎外感を感じてしまう。

  • さらに相互フォロワーさんがオフ会などを通じて知らない間に繋がっている。その輪に入れない自分を自覚。

  • 「ここでひがんだり、殻に閉じこもっていてはTwitterは楽しめない!」と思い、同CPの人たちと積極的に交流を持つように努める。

  • 「このツイートをRTすると相互の〇〇さんは嫌な思いをしないだろうか」「AさんはBさんと喧嘩しているようだが、私がAさんにリプを送るとBさんはどう思うだろうか…」などと考えだす。

  • いつのまにか原作を楽しむ、二次創作活動を楽しむことよりも、界隈の人間関係の変化に置いて行かれないためにTwitterにしがみついている自分に気づく。

  • Twitterから離れることを決める。



【Twitterから離れてみてどうなったのか】

も~~~~~~すっごい自由。とんでもなく心が楽。Twitter見なくなったら時間がありあまってしまって、ブルーロック24話一気に見ちゃった。すごいおもろいのでお勧めです。二次創作やCP関係なく作品を純粋に楽しめる自分に安心できた。

なんであんなに必死に気を配って同CPの人との交流を維持しようとしていたんだろうと不思議に思う。
自分のプライベートなことは一切ツイートせず、誰のことも批判もしないように心がけ、ネガツイートも禁じて、0時更新の本誌は忘れずに読んで感想をツイートし、TLはできるだけ読み込んで、困っている相互の人に「先日ツイートしてた〇〇の件、大丈夫でしたか?」とDMで話しかけてみたり、界隈に入ってきたばかりの人を見かけたら作品をRTして空リプを送り、同CPの人ほぼ全員フォローしてみたり…。

これは”同じ界隈の人と交流を持つのは無駄である”と言いたいわけではない。

私のように地方に住んでいる人間は、都会に住むフォロワー同士の交流の輪には入れないと早い段階で気づくべきだったのである。
遠方に住むTwitterでしか繋がりのない人間よりも、近くに住んでいる、イベントでよく出会う人の方が、打ち解けやすいし仲良くもなりやすいのだ。
Twitterでどれだけ良い人であるように努めて、そしてリプライや感想を送りあったとしても、同じ釜の飯を食う経験に及ばないこともある。ただそれだけのことで、しかし私にとってそれは覆すことのできない”絶対”だった。

などと結論付けてはいるものの…実は私のツイートが姑息で女々しい下心満載の取り繕ったでものであることなど、みんなにはすでに見抜かれているのかもしれない。だから周囲の人に距離を置かれていて、結果、こうやって疎外感を感じてしまっているのではないか…と3秒おきに不安になる。
事実は分からないが、今となってはもうどうでもよいことのように思える。あっでもだめ、やっぱまだ不安だ。



【30日の沈黙を経て見えたもの】

ツイートをしなくなって30日経過した。
最初は「ゴリラさん(=私のことである)どうしたんですか?毎日ツイートしてたのに…何かあったんですか!?」なんてリプがくるかな…6年も毎日元気にTwitterしてたからTLに私がいないこと一人くらい気づいてくれるかな…と思ってましたが




【誰からもなんの反応もない。】




ハイ。誰からもなんの反応もないです。
過去の二次創作見てくれた人がいいねくれたり、新しくフォローしてくれたかたの通知がポツポツと届くだけの毎日です。

  • Twitterではどれだけフォロワーがいても作品をアップし続けなければスポットライトは当たらない。

  • そもそもフォロワーはお友達ではない。

  • 数年越しの長い付き合いの相互でもTLで自分の存在を主張し続けなければ関係は途切れてしまう。

思い知りました。



【補足】

6年間頭までズブズブに沈んでいたTwitterから距離を置いて見えてくるものもあった。
それはリアル世界も案外悪くないということ。
私はリアルで上手くいかないことがあり、Twitterに逃避していたところがあった。
でもね、リアルってすごいよ。
Twitterで毎日声を上げなくても、必死に作品アップしなくても、こっちからリプを送らなくても、ただ”居る”だけで家族に、職場の人に、周りの人に認知してもらえる。
ブロ解されたのに気付かないまま話しかけちゃって気まずくなったりもしない。私の全然面白くない話でもとりあえず聞いてもらえる。
そんなん当たり前じゃんって思っちゃうけど、そんな当たり前のことも分からなくなるくらい、Twitter中心の人間関係しか築けていなかった。


あと個人的に一番良かったことが以下の2点。

【二次創作を読むのがとても楽しくなった】
 相互の人か、新規の人かなど人間関係抜きで推しCPの二次創作を楽しんだのは何年ぶりだろうか。二次創作を読むのが何倍も楽しくなった。

【色んなアニメや作品を気ままに楽しめるようになった】
 TLで話題の映画…○○さんのハマってる作品…○○さんが叩いてた作品……そういう作品の本質とは関係のない要素が反射的に脳裏に浮かんでしまうので、色々な作品に手を出すのがいつのまにか億劫になっていた。
今はもう何も考えずに自分の直感だけで見る作品を選ぶことが出来るようになった。



以上です。

初めて長文を書いたのでお見苦しい箇所もあったかと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
もしこのnoteを読んで、私と同じ気持ちを抱えている、抱えていたかたがいらっしゃったらこの記事を拡散していただければ幸いです。評価やコメントなどもお待ちしております。

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