ジュビロ磐田新体制2018
新体制が発表されました。
補強がまだあるのかは不明だが(たぶん終わり)、今回発表された選手をまとめ、ちょこっとコメントしておこうかと思います。
(ポジションについては、登録ポジションでなく、使われる頻度の高いポジションで分けています。)
(新加入選手については、別記事で細かく書く予定。)
GK
1.八田直樹
21.カミンスキー
31.志村滉
36.三浦龍輝
信頼のおける4人が、昨シーズンより継続。
カミックが頭一つ以上抜けているが、他の3人もカミックに引っ張られるかのように成長を見せている。
これといった不満のない編成。
CB
3.大井健太郎
4.新里亮
25.大南拓磨
33.藤田義明
35.森下俊
41.高橋祥平
昨シーズン安定したパフォーマンスを披露してくれたCB陣。
大井、祥平、森下が3CBのときに不動だった。
藤田も出場した試合ではベテランらしく、危なげないプレーを見せてくれた。
大南は、出場試合3試合(合計時間は104分)とまだまだ信頼を掴めていないい様子。
今年で高卒3年目ということを考えると、カップ戦にはガンガン絡むような活躍が期待される。
新加入選手として、甲府から新里が加入。
層が厚いとはいえなかったポジションが厚くなり、グッドな補強。
SB(WB)
5.櫻内渚
6.ギレルメ
24.小川大貴
13.宮崎智彦
基本は、左が宮崎、右が櫻内というのが多かった昨シーズンの磐田。
相手によって、大貴をどちらかのサイドに使うという感じだった。
3人でほぼローテーションを回していたため、選手層にかなり不安のあるポジションではあった。
金沢にレンタルで移籍していた石田がシーズン通して試合に出たこともあり、てっきり戻すのかと思ったが、まさかのレンタル延長。
「えっ、補強で埋めるの!?」と驚いたが、補強で埋めてきた。
左利きのギレルメが新加入。
左サイドに宮崎、ギレルメ、右サイドに櫻内、大貴という感じになるだろう。
怪我人が出なければこの4人で問題ないが、出たときに不安が残る選手層ではある。
ただ、左利きのSBに外国人枠を使ったという判断は個人的に悪くないと思う。
DMF(ボランチ)
7.田口泰士
8.ムサエフ
14.松本昌也
23.山本康裕
30.上原力也
34.針谷岳晃
38.伊藤洋輝
川辺とムサエフという不動の2ボランチであったが、残念ながら川辺が広島に帰還することに。
しかし、「川辺の心配なんかいらないぜ!!」と言わんばかりに力也がシーズン終盤に目立った活躍を観せてくれた。
さらに今ストーブリーグのサプライズの一つである泰士の獲得。
磐田、そして日本の期待の星である洋輝がトップ昇格。
1年目ながら、試合に出れたことからも、期待値のわかる針谷がいたりと、なかなか楽しみなポジションである。
SMF
9.太田吉彰
27.荒木大吾
磐田は、SMFありのフォーメーションをやることは少なく、どちらかというとWBやWGでの起用が多い二人。
磐田に復帰してから、昇格1年目までサイドで磐田を助けてくれた太田だったが、怪我をしたことでポジションを失うことに。
しかし、この選手はピッチ内だけでなく、外の貢献度も高い選手。
もちろん、ピッチ内での活躍をまだまだ期待している。
ブレイクしそうな空気感が漂ってきたところで、怪我で離脱をしてしまった荒木。
磐田で数少ないドリブラーなので、非常に期待が高いが、大卒なため怪我が多いと、期待したまま磐田でのフットボールライフが終わってしまう可能性も。
今シーズンは勝負の年。
CMF
10.中村俊輔
11.松浦拓弥
19.山田大記
26.藤川虎太朗
客寄せパンダでないことを証明してくれた俊輔。
ピッチ内での貢献度は、試合を観ていればわかるのだが、プロとはどういうものかを練習やピッチ外で見せてくれているようで、その影響力は計り知れない(だからこそ、マリノスのような状況になったときに大変という面もあるのだが)。
「困ったときの松浦(勝手に呼んでいる)」は今年も健在で、先発の機会は多くはなかったが、流れを変える重要なサブとして活躍してくれた。
なかなかの問題児でもあったが、名波さんが来てから、だいぶ注意されたのかわからんが、真面目にやっているようだ(最初からそうしてろ)。
大記は、日本の感覚に慣れるのに時間が掛かっているようだが、今シーズンはスタートからやってくれると期待したい。
高校世代では猛威を振るっている東福岡だが、ここ最近出身者がプロで苦戦しているイメージが強い。
怪我に泣く一年だった虎太郎だが、針谷同様にガンガン試合に絡んでほしいところ。
FW
15.アダイウトン
16.中野誠也
18.小川航基
20.川又堅碁
37.モルベッキ
アダと川又が君臨するポジション。
この2人がシーズンを通して活躍できたからこそ、昨シーズン6位という結果までいけた。
ただ、この2人のどちらかが長期離脱していたらと思うとゾッとするほど選手層の薄いポジションではあった。
戦力として計算できるようになった航基の長期離脱。
斎藤が期待ほどの活躍ができなかった。
ベンチメンバーにFWがいないということが珍しくなかったことからも、磐田のFWの状況を物語っていたかと思う。
そんなポジションに新加入として、中野とモルベッキが加入。
大卒で即戦力の期待がかかる中野と外国人ながらも育成枠として獲得したモルベッキ。
航基、中野、モルベッキがシーズン通してどれほど活躍できるかは未知数だが、この3人の誰かは活躍してもらわないと選手層の薄いポジションのままになってしまう。
新戦力の活躍が一番期待されるポジションである。
雑感
選手の育成を大事にしている磐田としては、余剰戦力をあまりとらない。
今回まとめていても、必要最低限の戦力だなと感じた。
新戦力がどれも楽しみな選手で、すでに開幕が待ちきれない。
個人的に考える今シーズンの目標は「一桁順位」。
戦力は上積みしたけど、他クラブの磐田に対する目が変わると思うので、かなり苦戦する試合が増えるのではないかと予想。
希望はトップ5だけど、現実的には一桁順位かなと。
開幕まで、すでに一ヵ月ちょっとです。
早く開幕してほしい。。。
それでは。
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