Shizuoka Brain

子供相手にほそぼそとコーチしてます。 Twitter(https://twitter.com/gorilla_soccer

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最近の記事

観客のいない世界で

Kリーグが開幕したり、ブンデスも正式に再開が決まったりと少しずつだが動き出しているフットボール界。 しかし、この状況下でスタートする理由は決してポジティブなものばかりではない。一番はリーグを成立させないと潰れてしまうクラブが出てしまうからだ。特に欧州の4大リーグと言われるリーグの放映権料は非常に大きく、これが吹き飛べば潰れるクラブが出るのは容易に想像できる。感染リスク0の状況でスタートしたいのがどこのリーグも本音だろうが、それを待っていられないのだ。 今回開幕と再開にあた

    • ショート動画から学ぶことの難しさ

      みなさんお元気でしょうか? 私はとりあえず生きているという感じです。フットボール界がストップして、正直楽しい気分ではないですが。 さて、本題に入りましょう。 朝起きたら、原口がフットボールデザイナーの岡部さんについて語っている動画がTLに流れていました。元ネタを探したところ李忠成のYouTubeチャンネルの動画でした。 (岡部さんについては6:18~) これは大事なことを言っていると思ったし、自分が思っていたことを代弁してくれたに近い発言だと思ったので、その発言に乗

      • [本]ペップ・シティ スーパーチームの設計図

        戦術、指導、分析、会話、移籍、参謀、料理… 2人の敏腕ジャーナリストが密着取材で明かす All or Nothingな仕事術 「ぜひ読んで欲しい一冊だ」 ――ペップ・グアルディオラ 内容紹介がこれだけで、いまいちどんな内容なのか想像しにくく、買うべきか迷っていたのだが、先に出ていたと思われる洋書Ver.の評価が高かったため購入を決断。先日読了したため、簡単に感想と内容について触れておこうか思います。 内容 この本は細かく章(特定の人物や試合など)が分けられています。どん

        • ノボリさんと名波さんの対談を読んで

          タイトルの通りなのですが、読んでいて気になる点が結構あったので、気になった発言を引用しながら、感想をつらつらと残しておこうかなと。 澤登氏 確かに。ところで、名波自身はどういうサッカーを目指しているの。 名波氏 俺は前に速いサッカーです。ビルドアップも大切にして、パスコントロールの基本練習も入れながらやってきましたが、前へのパスがないと、サッカーの醍醐味であるゴール前の回数が減ってしまいますから。 澤登氏 今のリバプールみたいな感じだね。 名波氏 そうですね。スペース

          本を読んで改めて磐田の試合を観て思う”プレス”

          Jリーグが中止になり、週末の予定がフリーになったであろう人は多いのではないか。 私もその1人なんですけどね。 ダラダラするのもいいけど、せっかくなので過去に読んだ本を読んだりしていました。 何度か紹介しているので知っている人も多いかと思います。 で、この本読んでて最初の方から「連動してないのはプレスと呼ばないんじゃ!」とイタリアの有識者に言われちゃっています。ちなみにこの本は2010年に出版された本ですが、今の日本サッカーに十分当てはまる(いや当てはまらない未来であれ

          本を読んで改めて磐田の試合を観て思う”プレス”

          第1節 磐田vs山形

          とうとう開幕しました。 個人的なレポートを今シーズンは残そうと頑張ります。 (画像は全てJリーグ公式HPより引用) 難しいコンディションだった試合 23日の磐田の天気は晴れていながらも、非常に強い風が吹いていました。それはボールの動きを左右するレベルでした。 また試合後のコメントで、途中出場の虎太朗が「寒かった」と言っていました。画面越しでは晴れていて風が強いしかわからなかったですが、ここに寒さが加わるとなるとコンディションはあまり良くない(どちらかというと悪い)状況

          第1節 磐田vs山形

          2020年新体制と展望

          (※この記事の引用は自由ですが、転載は禁止です。) 早いもので、もう新シーズン突入です。ここ数年の名波体制は、新戦力によってどういう効果が出るのかくらいしか期待がなく、キャンプにおいてチームとして何かが変わるという期待はほぼありませんでした。しかし、フベロ体制になったことで、長いトレーニング期間を経て、どういうチームが出来上がっていくのかと、久しぶりにワクワクしております。 そんなシーズン開幕に向けて、あーだこーだ書いていこうかと思います。 2019から2020における

          2020年新体制と展望

          [メモ]静岡新聞での小野社長の発言を読んで

          (磐田の2019総括記事をたくさん読んでいただきありがとうございます。サポートやスキもたくさんいただきとても嬉しかったです。) さて、ここからは本題に。 新シーズンについてはある程度編成も固まってから書こうかと思っていたけど、気になる記事があったので、メモっぽく書いておこかなと思いました。 「来年だけに焦点を当てず、各年代の育成を見直し、浮き沈みのないチームをつくる」 具体的には練習場として使用しているヤマハ大久保グラウンドの大規模な芝の張り替えを、来年夏をめどに行う

          [メモ]静岡新聞での小野社長の発言を読んで

          ジュビロ磐田の2019シーズン終わり

          (悲しいことにこの記事のある部分を明らかにコピペしたようなものが掲示板に使われていたようです。この記事の引用は自由ですが、転載は禁止とさせていただきます。こんなこと書く必要もないと思っていたのですが、目に入ってしまったので書かせていただきました。) タイトルに”シーズン終わり”と書きながらも、これを書き始めたのは11月半ばに突入しようとしている時期。まだ3節ある。残留圏に入れないことは確定し、入れ替え戦に入れるかという非常に厳しい状況。最終節に松本vs湘南というカードもあり

          ジュビロ磐田の2019シーズン終わり

          苦労とはするべきなのか?

          「新人」と考えれば間違いなく快進撃を続ける日向坂46だが、その活躍が増えるたびに、「恵まれた環境にいるからこその結果」「苦労知らず」といった揶揄も目立つようになってきた。 なんというか日向坂の経緯を知らずに「苦労知らず」みたいなことを言う人は一切信頼できないのですが「苦労であったり辛いことは経験するべきだ!」みたいなのは日本では非常によくあることのように思う(外国でもあるのかな?)。 本当にそうなのか? そう思ったのはたぶん高校のときに全く効率的でないという部活の経験が

          苦労とはするべきなのか?

          認知・決断・実行とジュビロ磐田

          荒木のドリブル フベロ体制になって3試合経過しましたが、勝ち点を拾えていません。結果自体は想定内なのですが、思った以上に前体制の習慣というか癖というか。そんな感じのものが染みついています。約6年という時間は決して短いものではなかったのだと監督が去った今もひしひしと感じております。 認知・決断・実行についてはググれば出てくると思うので、フットボールにおける認知・決断・実行がようわからんという人はググってください。 (iPadで書いてみた。たぶん伝わらないから、動画で確認でき

          認知・決断・実行とジュビロ磐田

          ”シュート”ではなく”フィニッシュ”

          少し前のことですが、Twitterを見ていたら、こんなツイートが流れてきた。 この言葉が妙にスッと入ってきた。 サッカーで結構言われることなのですが「シュートをしてリズムを掴もう!」とか「シュートで終われば、相手の攻撃をすぐに受けない(シュートがゴールマウスから外れた場合)」などあります。 私は、どうもこういう言葉がいまいちピンときていない。シュートをすればリズムを掴んでチーム(又は個人)の調子が上がるのか?すぐには攻撃を受けないけど、外せば相手にボールを渡すことになる

          ”シュート”ではなく”フィニッシュ”

          Jリーグとプレミアリーグ

          8月も中盤ですが、気温が下がることも特になく、人が生活できる環境ではない状況が続いてますね。 さて、早いものでプレミアリーグが開幕しました。プレミアといえば、身体能力に特化したアスリート型の選手が多く、ばちこんばちこんと人と人の勝負のイメージがあるリーグです。 私は第1節のウェストハムvsシティ、ユナイテッドvsチェルシーを観ました。 どちらも非常に楽しめた試合でした。 そんな中で思ったのが「ある意味、Jリーグはプレミアより速いな」ということです。 その”速い”とは

          Jリーグとプレミアリーグ

          基本を学ばずに応用をしたくなるのはみんな同じ

          1ヶ月近く晴れ間の出ない日が続いたかと思いきや「人間どもを駆逐してやる」言わんばかりの晴れ間と暑さ。熱中症はマジでヤバいので、暑さ対策はやりすぎくらいやることをおすすめします。 私が応援している磐田が最下位になりました(8/5現在)。まぁ、想定内のことなので、順位に関しては別に驚きはありません(新戦力は期待できそうでした)。 今回言いたいのは「3バックでハイラインを維持しつつ、両CBが積極的に攻め上がる」ことや「偽SB(のようなもの)」といったある種”応用レベル”の戦術を

          基本を学ばずに応用をしたくなるのはみんな同じ

          フットボールというスポーツを理解しないとトップに追いつくのは厳しいのでは

          人を殺しにきている暑さですね。人が活動していい気温でないです。 ありがたいことに日本にいながらも、海外のフットボール事情が流れてくる現代。ありがとうインターネットなわけですが、海外の事情を知ると「あれ、何か同じスポーツをしているようで、同じじゃないかもしれん。」と思えてくるわけです。 日本では相手が存在しない!?たぶん、どの国でもフットボール始めるのは「ボール蹴るの楽しい!」なはずです。いきなり「戦術とは…」みたいに難しい話をし始める国はないはずです。 しかし、いつまで

          フットボールというスポーツを理解しないとトップに追いつくのは厳しいのでは

          ピッチ上だけでは測れない能力

          ちまちまながらも更新をしようと思っています(いつまで続くかわからんが)。 ここ最近の磐田は俊輔、大久保といった選手を獲得してきました。偉大な選手であることの説明はいらないと思いますが、前チームからの移籍の経緯は「引き抜いた」というよりも「前チームでのポジションが不安定」ということもあり、前チームも絶対的主軸と考えていたとは言い難い中での移籍だったと思います。 そんな俊輔や大久保のパフォーマンスが悪いと「もう終わった選手」「怪我ばかりで何もできていない(これは俊輔について)

          ピッチ上だけでは測れない能力