[本]ペップ・シティ スーパーチームの設計図

戦術、指導、分析、会話、移籍、参謀、料理…
2人の敏腕ジャーナリストが密着取材で明かす
All or Nothingな仕事術

「ぜひ読んで欲しい一冊だ」
――ペップ・グアルディオラ

内容紹介がこれだけで、いまいちどんな内容なのか想像しにくく、買うべきか迷っていたのだが、先に出ていたと思われる洋書Ver.の評価が高かったため購入を決断。先日読了したため、簡単に感想と内容について触れておこうか思います。


内容

この本は細かく章(特定の人物や試合など)が分けられています。どんな人たちが1つのクラブに関わっているのかを理解できる内容です。


感想

表紙や内容紹介のコメントのインパクトで、ペップの本みたいに思われるかもしれませんが、内容はシティ全体を追ったものだと思った方がいいです。「マンチェスターシティ(ペップ要素多め)」くらいに思っておかないと、求めていたものと違うとなる可能性があります。

この本を読むとわかるのですが、1つのクラブを運営(強く)していくためにどれだけの人が関わっているのかがわかります(シティはビッグクラブのため規模は大きいですが)。どうしても、観る側は選手と監督(+コーチ)に目が向くことが多く、ここがしっかりとしていればチームはうまく回ると思われがちです。この人たちは、言わばクラブにおける主役と言っていいでしょう。しかし、主役というのはあくまで”役”であり、そうでない人たちとヒエラルキーの差があるということではありません。他のクラブに関わる人たちも、クラブへの貢献度では遜色はないです。

どこのクラブも規模の違いはあれど、同じような様々な人の関わりによってクラブは回っています。そういうことを理解する上で、助けになる本と言えるかと思います。

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