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リモートワークをもっと身近な選択肢に:「(第2回)リモートワーカーのほんとのところ【Y子さんの場合】」


こんにちは。夏が終わりますね。まだまだ夏気分にかじりつきたくて、
『H2』を読み漁っている、Reworker運営事務局の稲富です。

日本一の4番バッター橘の影で、3年間絶えまぬ努力をしてきた3番中井くんの言葉がむっちゃ沁みてます。超えられない壁って物凄くたくさんのことに気づかせてくれますよね。

冒頭から話が逸れました。

今日はリモートワークという働き方を選んだY子さんの話をしたいと思います。ええ、私の話です。オール本音でお話しますので、働き方について再考中の方の参考になれば嬉しいです。えええーーい!

リモートワークを選択するまで

を、説明する前に私のスペックを少々。

・30代既婚、2歳の息子と旦那の3人家族
・都内在住(I LOVE練馬)
・妊娠を機に退職経験有(出産時は無職)

妊娠出産前までは割とがっつり働き、仕事から得られる刺激がとても好きだったこともあり、息子が1歳を迎えたのを機に求職活動をし、週5日出社の時短社員として無事転職を果たしました。

ここからが想定外の試練!(いや、振り返るとワーママあるあるなんだけど。)0歳時代は元気モリモリだった息子が保育園の洗礼「流行りの病」を尽く受けまくる。同タイミングで慢性中耳炎やらアトピーやら喘息やら長期的なお付き合いとなる持病診断がくだる。私、お休みしまくり。話には聞いていたがこれが働く母の葛藤というものかと震えあがりました。

・体調が不完全なこどもを保育園に送り出す申し訳なさ
・度重なる且つ不定期の欠勤、早退からくる会社・同僚への申し訳無さ
・処理しきれない仕事への、今後の自分への焦り
・溜まるストレス、捌け口となる旦那との家庭内不和(旦那よ、すまん)

みるみるうちに負のスパイラルにどハマリしていきます。見かねた当時の上司がリモートの許可を出してくれ、不定期ながら週1−2日ほどリモート稼働をするようになりました。リモート勤務がはじめてだったので、ドキドキしながら稼働し始めたのですが、いざ開始するとこれがまあ、捗る捗る。電話や声掛け等遮るものがないので自分のペースで仕事ができること、いざとなったら直ぐにこどもの元へ駆けつけられる安心感、何より通勤の2時間分を業務にあてられるお得感!会社という箱に拘らなくても仕事って出来るもんなのだな…という自信を実体験を通じて与えてもらいました。

いざ、リモートワーカーの世界へ

このような経験を経て、自分のキャリアについて再考し始めます。

・24時間のうちに育児(こども)にあてたい時間はどのくらいか。仕事(自分)にあてたい時間はどのくらいか。そこに通勤という時間は必要か。
・働きながら、病弱なこどもと向き合うベターな方法はなにか。
・もう少し先、小学校入学や可能性として第2子が生まれたときに出てくる課題感はもっと大きいかもしれないぞ。
・そもそも何がしたいんだっけ、わたし。
・稲富家(家族)としての最適解は今のままでいいのかな。
・働き方に躓きかけた私と同じ、生き辛さを感じている人ってたくさんいるんでないの。
・当事者として、外貨を稼ぎながら出来ることを探してみようか。

……みたいなことを考えあぐねた結果、

◎家族との時間を最大限確保できる、リモートワーク前提の企業へジョイン
◎同じような境遇の人の「働く」をアップデートできそうな仕事をする

この2点を遵守することを決め、再度求職活動を始めました。(前職は最大限に環境配慮をしてくれました。短期離職という私のわがままも後押ししてくれて、懐の深い会社だったなあ、と感謝の気持ちで振り返っております。)

そこで出会ったのが現職のキャスター(https://caster.co.jp/)です。

縁あってReworker(https://www.reworker.jp/)という、リモートワークを希望する求職者の方々へ仕事を紹介する媒体運営にジョインできた嬉しさは勿論、9割以上がフルリモート勤務、働く場所も日本全国どころか世界中に散らばっていて先進的!イケてる感じがするじゃん!わたし!と、入社前に舞い上がったのを覚えています。

リモートワークをしてみた実際

よくも悪くも、私のミーハー心は速攻打ち砕かれました。働く場所がどこであろうと、向き合うコトは変わらない。業務遂行するうえでの変化は殆どありませんでした。そのうえで少ない変化を振り絞って挙げてみると…

【リモートワークをはじめてみての変化】
・分からないことは直ぐに聞く!貯めずに聞く!ようになった。
・出来るだけ皆がいる場所(スレッド)で会話をする。必要事項は直ぐにマニュアル化、習慣化!さようなら、ブラックボックス化現象!を意識するようになった。
・端的且つ温度を込めた文章を意識するようになった。
・出来る限り即レスを心がけるようになった。​

…わりあい、良い変化ですね。相手の顔が見えないテキストコミュニケーションだからこその変化だなあ、と感じております。業務遂行上は本当にネガティブな変化はないです。が、業務外を振り返ると以下のようなネガティブポイントはありますね。

【リモートワークのネガティブポイント】
・運動不足。圧倒的な運動不足。(通勤って本当にいい運動です。)
・時々、無性に寂しくなる瞬間がある(人によるかもですが)
・出社型に戻れなくなるなりそう(毎朝電車に乗れる自信がないです)
・時折、仕事をし過ぎる(いつでもどこでも出来てしまうが故に)

…当初懸念していた、「サボっちゃうんじゃないか」「チームメイトとのコミュニケーションが希薄になるんでないか」みたいな事項は現職の仕組みが解決してくれました。これはリモートワークの有無に限らずだと思うのですが、就業先となる会社の管理体制や役割定義含む評価制度は求職者側のモチベーションを大きく左右させるなと感じています。制度だけキラキラで実態の運用は…みたいな企業も残念ながら一定数あると思うので、悩んだらReworkerへ登録のうえ、ご相談くださいませ。(宣伝)

受入れ側となる企業の担当者様からのご相談も大歓迎です!(そういえば私、セールスでございます。)

余談ですが、個人的にリモートワーカーになって1番嬉しかったことは「家族が喜んでくれた」ことです。都内核家族で子育てをしていると、どうしてもいっぱいいっぱいになる場面が出てきます。リモートワークという選択肢を取ったことで、家族に費やす時間が増やせたこと・こどもが体調不良だったりワンオペがしんどくなったときには遠方の実家へ避難することも可能になったことで、家庭内のバランスも非常に取りやすくなったと感じています。(旦那から「暫くこの環境をやめないで!」と釘を刺されていますw)

リモートワーカーとしてリモートワークに関わる仕事をしている中で、「今ある当たり前が5年後は当たり前じゃなくなるんだな」と思う出来事がどしどし起きています。このnoteを見てくださっている皆さんも今の環境に少しでも違和感を感じていたら、その違和感を大切にしてご自身にとってベター・ベストな環境はなにか考えてみてください。案外、理想の環境はすぐそこにあったりしますので。

※あくまでY子さんのリモートワーク選択の所感なので
メリット・デメリットは働く人の数だけあると思っております。
是非、色んな方の事例を聞いてみたいですね。

では、本日はこちらで失礼致します〜〜!

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