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【ネタバレ感想】スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームは”普通に”面白かった

見ました。ノーウェイホーム。

世間では大絶賛で、批評家も一般客も90%以上が高い評価だというので、期待に胸を膨らませながら先日ついに観ることができました。

結論から言うと、面白かったです。

PVでわかっていたことですが、シリーズの枠を超えて勢ぞろいしたヴィラン達には興奮せざるを得ないっすね。

とはいえ、作品を通して見てみれば大絶賛するほどか?というのが正直な感想。

世間の評価に流されて知らず知らずにハードルを上げてしまっていた私も悪いのですが、何がイマイチだと感じたのか、自分なりにまとめておきます。

めちゃめちゃネタバレするので、見てない人は読まないでね。

ピーター・パーカーが成長しない

正確に言うと、成長はしているのですが、そのための犠牲が大きすぎる。

で、犠牲が大きい割には成長はささやか。

というかホームカミングとかファーフロムホームで精神的な成長が描かれたのに、今作の冒頭では退化していた印象すらありました。

つまり、今まで獲得していたはずの成長が何故か無くなっていて、今作を通してそれを取り戻す、といったような「最初と最後で何も変わってない」話に見えてしまったわけです。

なので、見終わった後に達成感や満足感がない。(あるいは薄い)

ヒーローアクションというより、単なる悲劇を見ている感覚でした。

驚きが少ない

PVの時点で過去作のヴィランが登場するとわかっていたこともあり、それを超える驚きがなかったです。

サム・ライミ版、マーク・ウェブ版のスパイダーマンが登場したのはサプライズだったかもしれませんが、過去作のヴィランが登場するのだから、まあ出てきてもおかしくないよね、という印象でした。

以前読んだ本に「感動の前には必ず驚きがある」と書かれていたのですが、まさにその通りで、今作は驚きがほとんどなくて感情があまり動かなかった気がします。

個人的によかったところ

一番良かったのはアンドリュー・ガーフィールドがMJを助けるところ。

ここが一番感動しました。

主軸の物語を差し置いてこのシーンに一番の感動を覚えてしまうところからも、自分が本作にあまり共感できなかったことがうかがえます。

まとめ

世間が絶賛しているのでここでは不満点ばかりを書きましたが、面白かったのは確かです。

MCUは全体を通して平均点が高いので、どうしても期待してしまうし、ほかと比べてしまうんですよね。

そういう意味で不満が目立ってしまっただけかもしれません。

見直したら印象も変わるかも。

というわけで、そんな程度の感想として読み流してください。


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