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みやすけの詩集 汽水空間Ⅱ

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みやすけの詩集 第二弾! 言葉を感じる詩を描きました。 ここの詩に触れる事で無限の世界が生まれます。 そこのあなたも、どうぞ体感していってくださいね。
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#詩

そばに居たいのは

ねぇ いつもそばに居たいのは この胸の中 流れる 感情に波を打つ 静寂 あと少しの 言葉が …

宵の湖畔

雨音の滴る 澱んだ風景 時雨さめざめと 吹き付ける 陰鬱な風雲 行燈の陰 灯る 黄昏の時間に 妖…

福音の聲

塞ぎ込んだ夜には そう 充ち満ちる海原に 手を伸ばす さざ波を遡行し 夢半ばの刻 静寂の音 波…

この世界に堕とされて

もしも ねぇ こんな夜には 明けないはずの空に 願いを込めて 眠れない時間だけが 澱みなく透き…

深緑の声

駆け巡る 森の中を 逡巡する心 踊る足に絡み付く想い 深緑の波が まるで蠢くように 騒めく…

花葬の季節

差し伸べた手 まるで 深く呼吸するように 沈んで行く この身体から 溢れ出すものは そう …

月の満ち欠け

淡く 色めいた肌に 沿わせる 月の満ち欠け 放心の眺め そっと触れて さあ 見違えるように 煌めかせた この星空 感じて どうか 瞳の奥に 秘めたる想いを 気にかけて いつもは 不満足だったから そう 今夜だけはきっと そんな嫌な気持ち 感じたくないから その甘い声で この心 ときめかせて ねぇ もっとあなたの事 知りたいから ねぇ どうしたらいい? 月の満ち欠け 放心の最中 溢れるばかりの声 どうして? その甘い声で この心 ときめかせて ねぇ もっ

哀悼の唄

光の中へと 落ちて行く 輝く流星を抱いて 遥かな夜空を 駆け巡る 絡まった糸 優しく抱いて …

猟奇的な恋に

打ち付ける 水の音 響き 沁み渡る 心の奥底へ 辿り着いた この未知なる世界に 産声を上げた …

シグナル

踊る 罪滅ぼしの涙 波のリズムに乗りながら 自由に ただ螺旋を描く ゆらゆらと 歪められた鏡…

孤独の世界

繰り返す 同じ時間を 過ごす ただ直向きに 走り抜けた 走馬灯のような 淡い 季節の移り変わり…

最後の接吻

意識の奥深くに のめり込む 隠された秘密 解き明かして欲しい 心の奥深くに 溢れる この感情…

花々の楽園

駆け巡る 花々の咲く楽園 誘惑 交わす接吻 それは 甘く香る罪の味 魅惑の園 微笑んで見せて …

夢幻の果てに

射し込む 光に照らされて 眠る 今宵も宴が鎮まる頃 ふと思い耽る 穢れ 流れる雲 さんざめく記憶 波間に揺らめく星明かりに 手を掬う 満ちては引返す この胸の鼓動のように 堕ちて行く 夢幻の果てに 胸に添えた手 澄んだ瞳に護られていた 波は寄せては返し やがて果てる世界に 満月の透き通る 風 穏やかな声音 波に揺れて 漂う 蒼い波紋は宇宙に染み渡る 聴こえる この手に掛かる 水の残響が 反響して 更に内奥へ 眠る 射し込む光を湛えて 静かな水面に浮かぶ 月に