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上下関係というものから卒業した組織で、メンバーをリードするうえで気にしていること

同じ会社で働いている人が、「嫌われる勇気」を読んだ書評をnoteに執筆されていました。

私自身もこの会社にきて、業務やプロジェクトだけでなく、教養面でも勉強することが多く、ユングやアドラーなど、大学時代に少し齧った心理学の分野にもう一度向き合わせてくれる会社って、珍しいな、でもありがたいなと思っています。

アドラーの教えは、ともすると自己啓発的になりがちなのですが、表面をさらって自分の生き方に活かすということは、すべての社会人がもっておいて損はない考えだと思います。

上下関係のない組織で、リードするってどういうことだろう?

これまでのキャリアの中では、当然ながら、ピラミッド組織で、上位下位があり、上位として他者を・チームを・案件をリードしていくという立場で、教育・指導(いわゆるマネジメント)することが求められてきました。

中には、指導者を替えながら、同じことをし同じ指摘をうけ、また指導者を替え、、、という人もたくさん見てきました。

翻って、ゆめみという、ティール組織(的)な組織構造に現在は居て、従来型の「他人をコントロールする」とか「他人を評価する」とは無縁の状態にいます。私にはとても居心地がよい組織構造なのですが、これを心地よいと感じる人も、馴染めない人もいるだろうなと感じています。

じつは僕自身は本当に他人に興味がないし、できない人に苦手を押し付けてもできるようにならないし、最終的には自分でやるしかないとも思っているのですが、チームでプロジェクトを遂行する上では、そうも言ってられません。

以前、相談した人にアドラー心理学に基づいてこんなふうにするといいよと教わったので共有します。

■「改善する」というパターンを行動に刷り込む

・結果と影響を具体的に説明する
・行動を改善するために、対策を具体的に本人に考えてもらう(気持ちだけでなく、作業・行動ベースでなにをどう改善するか)

■「I(私)メッセージ」で気持ちを伝える

「あなた」を主語にしたメッセージではなく、
「(私は)あなたの行動が心配だ。まわりに負担もかけているし、なにより安心して仕事を任せることができないことに(私は)困っている」
という「私」を主語にしたI(私)メッセージを使ってコミュニケーション

■期待されている役割をしっかり伝える

チームとは、そのミッション達成のために集まった組織であり、そのために力を合わせる存在であり、ミッションを達成するには、所属するメンバーがもてる力を存分に発揮していくことが求められる
職場の共同体感覚を高めるために必要なのは、メンバー全員がその場に対して「所属感・安心感」「信頼感」「貢献感」をもてるようにする


基本的には、「自分が気持ちよくなる」の先にある、「関わる人すべてに対してサービス精神をもって動けるか?」が大事なのかなと思いました。仕事でという範囲だけでなく、人生すべてにおいてですけど。

利他主義、Altruismですね。

あとは、自分自身のなかで「嫌われる勇気」にかかれているようなことをつねに反芻しながら、生きていくことだと思いました。


ただ、これらを心がけながらも、頑張ってもできないケースもありますね。小中学校のお勉強ならば、繰り返し何度も、時間をかけて反復練習すればよいのですが、業務上においては果たしてそれでいいのか?は疑問です。

「本気じゃない」のか「そもそもそういう風に自分自身ができてない」のか、そうであれば、もっと自分の得意なところで勝負できるほうがいいんじゃないかな?と思います。人生は無駄にしないほうがいいですね。それも含めて、他人を評価したり、何か他人から受け取ることを期待せずに、自分を生きていこうと思います。


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