いまさら聞けない半導体企業の基本
米国市場を牽引しているといっても過言ではない、エヌビディア。半導体はどの産業にも欠かせないものです。今回はどのような企業によって支えられているのかまとめました。
半導体に関する企業は、製造工程や製品の種類によって異なります。一般的に、以下のような分類があります。
- 設計工程のみを行うファブレス企業
- 前工程のみを行うファウンドリー企業
- 後工程のみを行うOSAT企業
- すべての工程を一貫して行うIDM企業
それぞれの特徴と代表的な企業の例は以下のとおりです。
- ファブレス企業
半導体回路の開発・設計だけを行い、製造は外部に委託する企業です。高度な技術力と柔軟な対応力が求められます。代表例は、エヌビディアやQualcomm、Broadcomです。
- ファウンドリー企業
半導体の製造を受託する企業です。大規模な設備投資と高い生産能力が必要です。代表例は、TSMCやSamsungです。
- OSAT企業
半導体のパッケージングや検査を行う企業です。低コストと高品質が重視されます。代表例は、ASEやAmkorです。
- IDM企業
半導体の設計から製造までを自社で行う企業です。垂直統合型のビジネスモデルで、独自の製品を提供します。代表例は、SamsungとIntelです。業界最大手、エヌビディア
エヌビディアは、半導体に関する企業の中では、設計工程のみを行うファブレス企業に分類されます。
エヌビディアは、GPUやAIの開発・設計を専門とし、製造は外部のファウンドリー企業に委託しています。
2024年2月に時価総額でグーグルを抜き、世界の時価総額ランキングで4位になりました¹。エヌビディアは、アームやサウンドハウンドAIなどの他社にも投資を行っています。
エヌビディアは、ゲーミングやクリエイティブ、HPCや自動運転など、さまざまな分野で人工知能コンピューティングのリーダーとして活躍しています。最後に
私は日頃半導体企業をフォローし、開発情報や関連ニュースを追いかけるようにしています。そうすると、効率よく情報収集が出来るようになりました。
半導体企業に注目する事は、NISAの株選びや日頃の情報収集におすすめです。
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