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初めてのプライオリティ・パスを無駄にしないためのトランジット空港の選び方

第二子里帰り出産のため、長男ニコを連れて妊婦ひとりでインドネシアのマナドに来て1か月。いよいよ明日、夫が合流します!

が、現在進行形でこちらに向かっている夫、不測の事態でフラフラになってるっぽいです。ちょっとした気づきがあったのでまとめておきます。プライオリティ・パス初心者向けの記事です!

今回のフライト

私も夫もまずはバリまで行き、バリで小休止した後でバリからマナドに向かうことにしていました。

ふたりとも日程は別々ですが、日本からバリまではエアアジア利用。私はクアラルンプール空港で、夫はドンムアン空港でトランジット予定でした。

長時間トランジットではあるものの、子連れだった私の方は逆にそれが功を奏して、体力を温存した状態でマナドにたどり着くことができました。

そんな長時間トランジットを快適に過ごすために欠かせなかったのが、今回の旅のために手に入れた「プライオリティ・パス」。世界中の空港で追加料金なくラウンジを利用できるパスです。クレジットカードの特典として発行できたり、公式サイトから申し込むことができます。

私は海外旅行保険とプライオリティ・パスのためにMUFGプラチナカードを申し込みました。

このクレジットカードのいいところは、海外旅行保険もプライオリティ・パスも家族分が含まれているというところ。(プライオリティ・パスは追加2枚目以降は別途料金)

なので、夫もトランジット空港ではラウンジ利用してシャワーを浴びてさっぱり、ご飯もしっかり食べてゆっくり過ごせる…はずだったのです。が、しかし。

利用したドンムアン空港のラウンジにはまさかのアレがない

夫の今回のトランジット空港はタイ、バンコクのドンムアン空港です。チケット代を最優先したところ、なんとトランジットは16時間。13:55に到着して、翌6時のフライトでバリに向かうというスケジュールです。

「でも、ラウンジでシャワーも浴びられるしWi-Fiもあるし、ご飯も食べられるから、トランジットホテルに泊まらなくてもきっとなんとか過ごせると思うよ」

クアラルンプールのラウンジが良すぎて気を大きくした私は、夫にそう伝えました。(詳しくはひとつめのリンクの記事を参照。めっちゃ快適でした)

でも、肝心なものがなかったのです。

まず、なんと、国際線のラウンジにはシャワーがない!

プライオリティ・パスの公式アプリでは各空港のラウンジ設備を調べたりブックマークできるのですが、他の空港を見る限り、国際線の方が国内線より数も多く、設備も充実していることが多いようでした。

だから、まさかドンムアン空港の唯一のシャワーが国内線の制限区域内にしかないだなんて予想もしていませんでした。

そしてもうひとつ。

これは該当する人にはかなりキツイと思うのですが、ドンムアン空港は2019年2月から館内全面禁煙だったのです!入国前には喫煙所がありません。万が一、違反した場合は5,000バーツ(現時点18,000円ほど)の罰金とのこと。夫は喫煙者なのでこれは事前に調べておくべきでした…。

トランジット空港を選ぶ際に調べておくこと

というわけで、今回の反省を踏まえて、プライオリティ・パスを利用する前提で、トランジット空港の選び方についてまとめておきます。

①自分が入れるラウンジに必要な設備(シャワー、マッサージ、飲食、お酒類、Wi-Fiなど)があるか?

空港内で自分が行ける範囲は、国際線、国内線のどちらを利用するかで変わってきます。また、利用する航空会社によって近くのターミナルも違います。トランジットの時間内に行き来することを踏まえて、遠すぎるラウンジは候補から外す方がいいでしょう。チケットの候補をいくつか絞ったら、必ず事前に利用できるラウンジの設備を調べておきましょう。

プライオリティ・パス公式アプリでラウンジ情報を調べると、こんな感じで情報が載っています。

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また、喫煙所が近くにある場合にはその記載があります。

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②トランジット中にラウンジが営業しているか?

プライオリティ・パスのラウンジは24時間のところと、そうでないところがあります。トランジットの時間とかぶらなければ当然利用できません。

実は、夫は日本を発つ時、関西空港に前入りして空港で一晩過ごしたのですが、関空のラウンジは朝7時から夜19時まで(かつ、お昼過ぎに1時間お休み)しか開いていないため、出発前に一息つくこともできずでした。これは事前に調べてあったのですが、ドンムアン空港でのことを思うと「ここで休憩できていたら多少違ったのかな…」とも思います。

③ラウンジは何時間くらい利用できそうか?

各ラウンジごとに、一回あたりの最大利用時間が決められています。2時間だったり3時間だったり。それを踏まえてスケジュールを組んでみましょう。

ただ、混雑していなければ、複数ラウンジをハシゴしたり、ひとつのラウンジを出て入り直すことで延長することも可能です。

④空港自体の設備は必要なものが揃っているか?

夫の場合は「喫煙所」がなくて苦労していました。また、ラウンジが混んでいると利用できないこともあるようなので、ラウンジだけでなく空港自体の設備も調べておく必要がありますね。自分が入れる範囲(国際線・国内線、一時入国するかどうか踏まえて)に必要な設備や施設があるかどうかも必ず確認しましょう。

チェックするポイントを列挙してみます。

・無料Wi-Fi
・充電スペース
・飲食店
・売店
・授乳室
・おむつ替えルーム
・キッズスペース
・喫煙所
・マッサージ
・シャワー
・トランジットホテル
・両替所
・仮眠できる場所など

せっかくのプライオリティ・パスも現地で目的を果たせなければ意味がありません。初めてプライオリティ・パスを使う際には、どのトランジット空港を利用するかよく検討してからチケットを買いましょう!

個人的には、クアラルンプール国際空港のラウンジはかなり快適に過ごせました。スカルノハッタ国際空港のラウンジはWi-Fiが繋がらず微妙でしたが、クルップなどインドネシアの軽食があったのがよかったです。

また、夫は結局、ドンムアン空港内のラウンジをチェックイン・チェックアウトを繰り返しつつハシゴしてしのいだようです。(おつかれさま!)

追記:合流した夫いわく、シャワーと喫煙所は大変だったものの、ドンムアン空港にはインドネシアでは高いアルコール類があったり、食べ物があったり、バリからマナドの国内線でも休憩ができたりと「プライオリティ・パスめっちゃよかった!」とのことでした。よかったよかった。

以上、参考になれば幸いです!



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