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にしやたキラキラ情報局

にしやたキラキラ情報局の撮影へ向かう。
生憎の雨で撮影するには気持ちが乗らないが、情報局の仲間に会うと自然と「楽しむ」気持ちに切り替わる。

活動がスタートして半年が経過した。
今日の撮影で10作目になる。

綾部市西八田地区は6つの町を区域とする人口1500人強の小さな地区である。
移住者や宅地の造成地が増え、人口は少しずつ増加している。しかし、高齢化率の上昇や次世代リーダーの担い手等、様々な地域課題の話を聞く機会は多い。

にしやたキラキラ情報局は、当初コロナ禍の長期化により高齢者の社会的孤立を防止する為にスタッフした情報局である。
地域の様々な情報を動画(YouTube)にまとめ、地区のメール配信サービスを活用して発信している。
地区の自治会や行政、そして地域住民の方々の協力のもとで順調に運営できている。又、立藤局長の強いリーダーシップと現在11名で構成されている局員のアイデアと実行力、そして、何よりも自身が関わって地域を良くしていこうというシビックプライドが情報局の価値や質を高めている。(もっと局員が増えてくれたら嬉しい)

動画を配信する中で様々な反響や波及効果があった。3点挙げると、1つは地域の子ども達が学校で話題にしている事である。確かに家でTVは見ないけどYouTubeは毎日見ているという子どもは多いと聞く。子ども→親→祖父母という流れで動画が波及してくれると嬉しい。又、動画を通して子ども達が様々な地域資源を知り、地域に関わっていこうとする当事者意識が生まれる事を期待したい。ちなみにこの事により、動画作成の対象者を幅広い世代にシフトチェンジする結果となった。

2つ目は1500人程の小さな地域でも色々な活動や特技、趣味を持った人に出会える事である。
どんな小さな活動だったとしても個に焦点を当てていくと新たな地域の可能性が導き出せると確信できた。情報局の活動によって地域の点が線になり円(縁)になれば最高だと思う。又、撮影依頼すると多くの方が趣旨に賛同して出演してくれる事は本当に嬉しい。

3つ目は他の地域からも注目されている(らしい)事である。西八田地区に限らず、コロナ禍の影響で地域コミュニティの形を見直す時代になっているのではないだろうか。その中で既存の地域資源を活用した新たなコミュニティを形成する仕組みづくりは急務で、オンラインが急激に普及している中で、オンラインを活用しながらもシンプルな仕組みである情報局の活動が目についたのかもしれない。

話は変わるが、先日、福祉関係のコミュニティで
「夢」を語る場に参加した。
僕の夢は地域と施設の垣根をとっぱらい、ごちゃまぜ共生社会の実現という話をさせてもらった。福祉というと特別なもののように思えるが、福祉を一言でいえば、みんなが幸せに暮らしていくことである。情報局の活動を通じて改めて障がいの有無に関わらず、地域住民が「幸せ」を体感するために、特別ではなく普遍的でなくても、地域資源の情報発信を通じて、小さな幸せを積み上げたいと思っている。福祉と情報局の活動は確実に繋がっているのだ。ちなみに今回の撮影はテーマは「車の洗車の仕方」である。洗車を通じて地域住民が1人でも幸せを感じてもらえたら最高だ!

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