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話題のソーシャルグッドなサービス どんなことができるの? 「Aspiration」編


📣このnoteのポイント📣

・最近話題になっているソーシャルグッドなサービスの紹介。今回は決済するたびに社会貢献ができるデビットカードを提供する金融会社「Aspiration」
・代表的なシステムはデビットカードで決済するたびに植林活動に寄付できること。金融サービスを通して社会貢献活動ができる。

こんにちは! トライバルメディアハウス広報のマーヘルこと幡谷です。普段は広報の仕事をしていますが、今年4月に立ち上がったSDGsチームのお手伝いもしています👀

昨今サステナブルやソーシャルグッドという言葉が目立っており、多くの団体がその文脈で活動をしています。前回は社会貢献の見える化ができる「actcoin」というアプリを紹介しました

第2弾である今回は、日本でもこんな取り組みが広がって欲しいな……! という期待を込めて、アメリカで展開されているサービスの紹介です。

今回紹介するのは、アメリカの金融会社「Aspiration」の事業である、決済するたびに社会貢献につながるデビットカードです💳


利用することで社会貢献につながるデビットカードとは?

冒頭で、決済するたびに社会貢献につながると述べましたが、Aspiration社が発行するデビットカードは様々な利用シーンで社会貢献につながります。

その機能の一部を今回は紹介していきます。主な機能はこちら👀

・デビットカードで決済した際に植林活動へ寄付ができる
・Aspirationの収益の10%がNPOなどの寄付に使われる
・Aspirationと連携する社会貢献企業のサービスを使うとキャッシュバック

これらはほんの一部で、ガソリンを購入する際に、その分のカーボンオフセット(※)を自動で購入する機能などもあります!

※生活のなかでの行動や消費で発生する温室効果ガスを、植林活動やクリーンエネルギー事業に投資することでオフセット(埋め合わせ)する活動

Aspirationは金融会社ではありますが、米国内の大手銀行やウォール街の大手投資家のための存在ではなく、すべての人に最適な金融ソリューションを提供することをミッションとして掲げています。

ミッション
「少数の巨大な投資家ではなく、あなたのために」
大手銀行やウォール街の金融ネットワークは少数の富裕層のために働いていますが、Aspiration社は全ての人に最適な金融サービスを届けるために働きます。
Aspirationサイトより筆者翻訳

またミッションとは別に、日本語で言うところの「良心」を掲げており、自社の投資先に石油系事業を選択することや、その業界に近しい政治家への献金などには一切使用したりしないことを述べています。

良心
お金を生み、新しい影響を生む
Aspiration社は社会に配慮し持続可能な金融サービスと投資商品を提供しています。ユーザーは世界に良い影響を与えながら、金融サービスを利用できます。また大手銀行とは異なり、私たちはユーザーから得た資金を石油関連事業に投資しません。またサステナブルな意識を持たない政治家への協力もしません。
Aspirationサイトより筆者翻訳

自社ホームページではっきりと上記のようなことを述べている点も、投資家からの信頼感につながっていると思います。サステナブルな意識が広がるなか、こういったブランディングをしっかり行っていることが人気を集める理由なのかもしれません。


Aspirationのデビットカードでできること

さて、まずはAspirationの概要をお伝えしました。次は先ほどあげた3つの機能の詳細をご紹介します!

1.デビットカードで決済した際に植林活動へ寄付ができる

Aspirationのデビットカードでなんらかのショッピングをする際に、支払金額の最も近いドル単位に切り上げられ、その切り上げられた合計金額が植樹活動の資金として利用されます。

例)$9.5の決済をすると、支払い料金は$10となり$0.5が植林活動の寄付にあてられる

またその切り上げ累計金額と、金額が植樹何本分に値するのか自身のアカウントより確認することができ、植樹の本数によってキャッシュバックも受け取ることができます。

キャッシュバックの本数早見表はこちら👀

30 trees planted = $5 reward
100 trees planted = $10 reward
500 trees planted = $25 reward
1,000 trees planted = $50 reward
2,500 trees planted = $100 reward
5,000 trees planted = $500 reward

AspitationサイトQ&Aページより引用

植樹活動の提携先はEden Reforestation Projectsという団体で、8カ国で活動を展開するエチオピア発の団体です🌱


2. Aspirationの収益の10%がNPOなどの寄付に

Aspirationでは “Dimes Worth of Different” (10セントで社会貢献)と呼ばれる取り組みがあり、収益のうち10%を社会貢献活動に寄付しています。

寄付先の一つとしてアメリカで最大かつ唯一の非営利マイクロファイナンスネットワークのAccion US Networkを支援しています。Aspirationが支援する分野は7つで、「貧困」「水」「教育」「環境」「医療」「人権」「マイクロファイナンス」となっています。

寄付先の団体は述べ52団体に上ります。
※数団体支援領域が複数またがっているため、述べ表示といたしました。

また、Aspirationユーザーは自身が支払ったお金がどの分野に寄付されるのかも選択することができます。

詳しくは、 “Dimes Worth of Different” のページにて👀


3. Aspirationと連携する社会貢献企業のサービスを使うとキャッシュバック

Aspirationは、 “Conscience Coalition” (社会貢献事業ネットワーク) と呼ばれるネットワークを持っており、17つのブランドとメンバーシップを締結しています。

メガネブランドや、食品キットブランドなど生活シーンで良く使うブランドもあり、それらのブランドでの買い物にAspirationのデビットカードを用いることで、10%のキャッシュバックを受けることができます。

代表的なブランドとしては、メガネブランドのWarby Parkerや靴ブランドのTOMSがあります。

他にどんなブランドがあるかは、“Conscience Coalition” のページをご覧ください👀


サービスを通じたソーシャルグッド事始め「Aspiration」編

Aspirationは、現在アメリカに住所とIDを持つ人しか利用することはできませんが、SDGsに関連した事業の最先端と言えますね。

生活のなかに取り入れることも、とても手軽で受け入れられやすい要素だと思います。また既にいくつかの著名人が、Aspirationの活動に賛同しており、SDGsの意識がとても高い海外ではこれからさらに利用が広がっていくと思います。

日本でも、このような活動が広がるといいですね。
今後の金融会社のサステナブルな動きに注目です🌱

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