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生徒が目標を持つことで・・・

「もっとも重要なことは前のより良くなるってことだ」
         by シド・パレット

3年ぐらい前から関わっている今7歳の生徒さんが
今回の主人公です。

今の彼女はピアノが好きで好きでたまらないようで
先週の終わりにもグレード試験を受験して
昨年の夏コンクールで演奏した時よりも
とても成長した姿で曲目を演奏してくれました。

そんな彼女もピアノに対して
ちょっと前向きになれないということがあった時期があります。

昨年の新型コロナウィルスの感染拡大により、
レッスンが中止になり、
またその影響で担当講師がレッスンに来れなくなってしまう
という状況があったからでした。

もともと3月の発表会で初めて人前で一人で演奏する機会に向かって
頑張ってきたことがありましたが、
その発表会もホールの利用制限などにより
実施することができなくなり、
発表会での演奏を楽しみにしていた彼女にとっては
とても悲しいものだったに違いありません。

そんな彼女のお母さんの相談を受けて、
次の先生をご紹介するときに話したことは
今からでも間に合うから

コンクールを目指して頑張りましょう

ということでした。

本人の人前で弾きたいという気持ちと
ピアノの好きな彼女ならコンクールを通じて
ピアノについて大きく成長できるのではないか
そして悲しい経験をしたもののピアノについて
以前よりももっと好きになってくれるのではないかという
思いがあったからでした。

結果的に彼女は新しい先生の元
コンクールを目指して夏をがんばり、
大きく成長してくれたのはもちろん、
ピアノについて練習したり、頑張ったりするのがとても楽しい様子で
コンクールが終了してからもとても前向きにレッスンに
通ってくれています。

彼女がコンクールを終わった頃には、
この曲が弾きたいというものがあり、
すぐにその曲を練習し始めて合格をもらっていました。

そんな彼女がコンクールが終わって次の目標として掲げたのは
今回のグレード試験でした。

グレード試験の演奏はとても堂々としたもので、
演奏後に本人の感想を聞いても
すごく手応えを感じた答えをしてくれましたし、
昨年の夏よりもお母さんの目から見てもとても成長したように
感じ取れたようでした。

そんな彼女は次の夏のコンクールを目指して頑張るということを
すでに言ってくれています。
もちろんコンクールやグレードに参加することを
絶対視しているわけではありません。

コンクールやグレードの試験を受けることだけでなく、
生徒さんが演奏したい曲など、
生徒と共通の目標を持つということを通じて、
生徒の成長を引き出すということを意識してほしいと思います。

目標を持つことで生徒の可能性を最大限引き出すことができますし、
生徒のモチベーションを引き出すことができます。
(もしも可能なら目標を持つことでほんのちょっと力を引き出すことの
 できる例として立ち幅跳びをやってみてください。 
 何も意識せずに飛んだ時と、何かを意識して飛んだ時との違いを
 体感すると目標を持つことで力が引き出されるということを
 実感していただけると思います)

生徒の可能性を引き出すために
先生から生徒にあった目標を提示してそこに向かって
生徒の成長を促していくことができている講師は、
生徒からの信頼も厚く、
生徒も楽しみながら練習し上達していきます。
ぜひ生徒さんの目標を持ってもらうことを意識して
レッスンを行うことを心がけましょう。
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